◇福知山、宮津、八幡、京田辺、京丹波、伊根 府内の自治体で、年末年始に出勤した職員に対する「ヤミ手当」の支給が次々と明らかになっている。福知山市や宮津市をはじめ、南部の八幡市や京田辺市でも。いずれも相当以前からの慣習を条例の根拠がないか、不十分なまま引き継いでいたもので、住民の怒りを買うのは確実だ。【佐藤孝治、瓜生貴一、玉置勝巳、五十嵐和大】 ■40年以上前から まず、最初に発覚したのは福知山市。年末年始に出勤した係長以下の職員に対し、超過勤務手当以外に条例の規定にない「ヤミ手当」(1時間当たり700円)を支給していたことが9日分かった。 市によると、閉庁中に勤務した職員へ正規に支出する35~25%増の超過勤務手当に加えて支給。昨年度は消防を含め11部署の計247人に約224万円、過去5年でも毎年約192万~280万円を市長の決裁処理で支払っていた。 地方自治法では、手当の支給は条例で金額