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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (5)

  • エベレスト登山、渋滞の背後にある大きな問題

    エベレスト登山で最も危険な場所の1つであるクンブ・アイスフォールを通る登山者の列。(PHOTOGRAPH BY MARK FISHER/FISHER CREATIVE, NATIONAL GEOGRAPHIC) 5月27日、米コロラド州のクリストファー・クリシュ氏(62歳)が、エベレスト登頂後の下山中に、標高7900メートルのキャンプ4で亡くなった。クリシュ氏の兄弟によると、死因は高山病ではなく心臓まひだという。 これで、エベレストでの今シーズンの死者は11人になり、ヒマラヤの8000メートル峰における今春の死者数は計21人にのぼった。登山シーズンはあと数日残っているため、この数はさらに増える可能性もある。 ネパールの登山家ニルマル・プルジャ氏が5月22日に撮影したエベレスト渋滞の写真は、瞬く間に拡散した。頂上付近の尾根で何百人もの登山者が渋滞し、ほぼ途切れのない列を作っている写真だ。そし

    エベレスト登山、渋滞の背後にある大きな問題
    hatayasan
    hatayasan 2019/06/01
    「たとえ今すぐ下山したいと言ったとしても、ほかのすべての下山中の人の列に並ばなければならないのです。体を暖かく保つのに十分な速さで動くこともできません」
  • 【連載】植村直己 夢の軌跡

    世界初の五大陸最高峰登頂、犬橇を使った単独行による北極点到達など、数々の偉業をなしとげた不世出の冒険家は何を夢見ていたのか。エベレストの日人初登頂に成功する以前から、植村直己の相談相手としてともに歩んできた文藝春秋の元編集者がさまざまな角度からその実像に迫る。 第1章 始まりと終わり 前編 2011年6月9日 第1章 始まりと終わり 後編 2011年6月23日 第2章 単独行 前編 2011年7月7日 第2章 単独行 後編 2011年7月21日 第3章 冒険家の欲 前編 2011年8月4日 第3章 冒険家の欲 後編 2011年8月18日 第4章 先住民に学ぶ 前編 2011年9月15日 第4章 先住民に学ぶ 後編 2011年9月29日 第5章 現地から届いた手紙 前編 2011年10月13日 第5章 現地から届いた手紙 後編 2011年10月27日 第6章 『青春を山に賭けて』の時代

    【連載】植村直己 夢の軌跡
    hatayasan
    hatayasan 2014/04/17
    先日単行本を買ったところだったけど、ネットで読めたのか。
  • 第1回 山頂は到達点ではなく単なる通過点

    ――日人初の8000m峰14座登頂、おめでとうございます。 ありがとうございます。 ――14座目のダウラギリに登頂をされたのが2012年5月26日でした。登頂した瞬間、どんなことを考えておられましたか? 早く帰りたいと思っていました。 頂上は天候があまりよくなかったです。ファイナルキャンプを出てからクーロアール(岩壁の溝)を抜けるまでは無風快晴で、これまで登頂した8000m峰の中でもかなり暖かく、条件はよかったのですが、クーロアールを抜けて頂上への稜線に出たとたん、体がよろけるほど強い風に吹かれて。頂上のあたりは風が強くて、雪も氷になってしまうほどなんですね。そこをよろよろと歩いて山頂を目指しました。そして山頂に着いたときには「もう早く帰らなきゃ」という気持ちでした。

    hatayasan
    hatayasan 2013/05/28
    「初めて8000m峰を経験してから21年、マカルー東稜で初めて登頂してから17年、ひたすら登り続けていただけ。その過程で14の山を登ったに過ぎないのです。」こういう考え方、好き。
  • 第2回 キングウイリアム島――地図のない世界

    フランクリンの男たちが向かっていたキングウイリアム島は、正確な地図がない世界だった。それはイコール明日が約束されていない場所だった。彼らはどこに行けば生き残って故郷に戻ることができるのか、自分たちでもよく分からないまま、手さぐりで凍てつく荒野を前進した。目の前には文字通り未知ゆえの暗黒の世界が広がっており、そこに足を踏み入れる行為は、言葉のもっとも正しい意味で勇敢だった。もしその先で前進が不可能となった場合、旅は行き詰り、それは取りも直さず生命がかなり深刻な事態に陥ることを意味していた。 北西航路の時代の探検家が、私たちよりもはるかに素晴らしい旅、レベルの高い冒険をしていたと断言できるのは、彼らが地図のない、明日の分からない世界を旅していたからだ。地図と明日のある現代の私たちは、それがどのような行為であったのか、想像することすらできなくなってしまった。 地図に代表されるサイエンスとテクノロ

    第2回 キングウイリアム島――地図のない世界
    hatayasan
    hatayasan 2012/09/10
    「目の前には文字通り未知ゆえの暗黒の世界が広がっており、そこに足を踏み入れる行為は、言葉のもっとも正しい意味で勇敢だった。」
  • 第1回 ランカスター海峡――神話となった北西航路探検

    ランカスター海峡からバロウ海峡へと続く海氷は、まったくひどいことになっていた。 北極海から流れてきた氷が、海流の力で押し合い、乱雑に積み重なり、無残な光景を作り出していたのだ。倒壊したビルディングの残骸のような巨大な氷が、不自然なかたちで他の氷の上に乗っかっているのを見て、私はうんざりした。ひとつひとつの重さが何十トン、何百トンに達するのか想像もつかないが、そうした氷が山のように積みあがって左右の光景の中にいくつも突き出しているのだ。 これが観光旅行なら、感嘆のひとつでも漏らし写真を撮った後、車に乗って国道を南にホテルまで戻ればいいのだろうが、残念ながら、私たちはこれからこの冗談みたいな乱氷帯を突破しなければならなかった。 私と北極冒険家の荻田泰永の二人が、カナダ北極圏にある北緯74度40分の村レゾリュートベイを出発したのは、2011年3月16日のことだった。 今から160年ほど前の19世

    第1回 ランカスター海峡――神話となった北西航路探検
    hatayasan
    hatayasan 2011/08/27
    「今や神話となった北西航路探検の舞台をよみがえらせるため、探険家で大宅賞作家の角幡唯介さんが、103日間にわたって凍てつく海と大地を彷徨った。(3回集中連載)」
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