22日の大雨の影響で、山形県鶴岡市で川沿いにあった養豚場の建物の一部が崩れ、およそ300頭の豚が流されました。 22日の大雨で、山形県鶴岡市の羽黒町の藤島川の水位が急激に上がり、午後6時すぎ、護岸が削り取られて川沿いにある養豚場の大部分が流されました。 養豚場によりますと、中にいたおよそ400頭の子豚のうち300頭ほどが川に流されたということで、23日朝から流された豚を捜す作業が行われ、河川敷などに流れ着いた80頭ほどの子豚を助けました。 養豚場を経営している「いずみ農産」の齋藤渡専務は「自分が大切に世話をしていた豚が流され、ことばにできないくらいショックです。3か月後に出荷する予定だったので、経営的にも相当な痛手になると思う。まだほかにも下流の河原で生きている豚もいるようなので、少しでも多く助けたい」と話していました。