各銀行とも力を入れているのは「退職金専用の定期預金」です。満期までの期間は短めですが、ネット銀行の定期預金などと比較してもはるかに高い金利で運用できるというのが大きな特徴です。正直言って、この金利水準の定期預金を提供して利益が出る銀行はありません。基本的に「損をして預金を集めている」というのが現状です。それはなぜなのでしょうか? 退職金は将来の運用商品へと化ける資産 理由はこれです。 定期預金という安全な運用商品で退職金を預金してもらい、3カ月くらいの短期で運用させます。2%とか3%とか高い金利を付けたとしても3カ月なら年率換算すればわずか0.75%分です。 そして、満期が来たのでー。と案内しておいて「投資信託はいかがですか?」「退職金を安全に運用できる年金保険で老後に備えませんか?」といった具合で、退職金をその他運用商品へと誘導するという入口にしているんですね。 こうした商品は販売手数料
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