神岡線の廃線路を活用した軌道自転車(レールマウンテンバイク)の運転体験施設「Gattan Go!!(ガッタンゴー)」(岐阜県飛騨市)で4月8日、神岡鉄道の気動車「おくひだ1号」の復活運転イベントが行われた。「おくひだ1号」が神岡線の線路を走るのは約10年ぶりだ。 神岡線は猪谷~奥飛騨温泉口間19.9kmを結んでいた鉄道路線。JR高山本線に接続する猪谷駅付近は富山県内だが、それ以外は岐阜県北部に位置する飛騨市内の神岡地区を通っていた。 沿線の神岡鉱山で産出される鉱石の貨物輸送を主な目的として着工し、1966年10月に国鉄線として開業。1984年10月には第三セクターの神岡鉄道が経営を引き継いだ。過疎地帯のため旅客列車の利用者は開業当初から少なく、経営を支えていた貨物列車もトラック輸送への切替に伴い2004年10月で終了。2006年11月限りで廃止された。 その後、地元有志が神岡線の廃線路をレ