超絶クオリティで大絶賛放映中の「マクロスフロンティア」だが、早くも「危ういなあ」と思うようになった。クオリティが、ではなく完成度が高すぎて引っかかるところがどこにもないのだ。毎回毎回、歌、戦闘、ボーイズミーツガール、ギャグ、もうサービス満点、これでもかと詰め込み見事なテンポで展開する。キャラクターもオタク受けしそうなタイプは一通り揃えてちゃんと見せ場もある。だがそれゆえに全て類推できてしまい「ああ、そういうサービスね」という諦めというか。アルトのオヤジとの確執も「ハイハイ、海原雄山ね」で終わり。ランカのトラウマにしても「ハイハイ、ポジティブシンキング」で終わり。以下全キャラクターに「ハイハイ」が付く。 初代「マクロス」の前半の退屈さ、主要キャラクターの活躍のなさなど、もうイライラするほどであったが、それ故に後半へのテンションアップというのは甚大なモノがある。「誰、このおばさん」からあのラス