菅官房長官は午前の記者会見で、安倍総理大臣が来月、中国政府が開く「抗日戦争勝利70年」の記念行事に出席しないことを発表したうえで、今後の国際会議の場などを活用し、安倍総理大臣と習近平国家主席との首脳会談を模索する考えを示しました。 そのうえで、菅官房長官は「中国との間では引き続き、国際会議などの機会を利用して、首脳どうしが率直に話し合う機会を設けて、両国関係の更なる発展に向けて取り組んでいきたい」と述べ、今後の国際会議の場などを活用し、安倍総理大臣と習近平国家主席との首脳会談を模索する考えを示しました。 また、菅官房長官は、記者団が「式典への出席を見送ることで日中関係の改善のムードに影響を与えることはないか」と質問したのに対し、「全く考えていない。日中関係は2回目の首脳会談を行ってから、回復途上にあることは、間違いない」と述べました。