東京駅丸の内駅舎保存・復原工事 東京駅丸の内駅舎の保存・復原工事が大詰めを迎えている。 ドーム形状の屋根など,創建当時の姿を甦らせる工事に注目が集まるが, 地下では壮大な耐震改修工事が粛々と進んでいた。 総延長335m,総重量7万tの駅舎を“仮受け”して施工するという,類を見ないスケールの「居ながら® 免震工事」である。 100年の歴史を未来へ継承するための最先端技術に,スポットライトを当てる。 東京駅丸の内駅舎 1914(大正3)年に建築家・辰野金吾の設計で鉄骨レンガ造りの3階建てに創建された。1923(大正12)年の関東大震災時には大きな被害はなかったが,1945(昭和20)年,第2次世界大戦の空襲で3階の屋根やドームが焼失。戦後,1947(昭和22)年に2階建てに復建された。2003(平成15)年には国の重要文化財に指定。 工事概要 東京駅丸の内駅舎保存・復原工事 場所: 東京都千代