元横綱・日馬富士が暴行問題の責任を取って引退した。だが騒動は一向に収まる気配がない。モンゴル人力士や相撲協会に対する貴乃花親方の怒りはむしろ強くなっているようにも見える。精神科医の片田珠美氏は、貴乃花親方の処罰欲求には「怒りや復讐願望などの“不純物”も入り交じっている」と語る。その成分とはどんなものなのか――。 貴乃花親方の「正義は我にあり」のウラに透けて見えるもの 元横綱・日馬富士(33)の暴行問題は、「引退」発表後も収束していないどころか、むしろヒートアップしている感さえある。その一因に、殴られてけがをした貴ノ岩(27)の師匠である貴乃花親方(45)と、日本相撲協会の八角信芳理事長(54)をはじめとする執行部との鋭い対立があるのは、ご存じの通りだ。 協会執行部からすれば、相互不信のきっかけを作ったのは貴乃花親方のほうだと感じているかもしれない。貴乃花親方は、10月下旬の秋の巡業中、巡業
![精神科医「貴乃花の正義は不純物を含む」 強すぎる処罰欲求のウラにあるもの](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c4893f4e04255d895f0fa85482384a8e0d072e03/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F8%2Fe%2F1200wm%2Fimg_8eccfdd3fd47848251c39c454ab7871456772.jpg)