インド西部のグジャラート州のロダイという村で見つかった魚竜の骨格。インドで発見された魚竜化石としては最も完全に近い。(PHOTOGRAPH BY GUNTUPALLI V.R. PRASAD) インド北西部の土の中から現れたその骨は、今から1億5000万年以上も前の「シーモンスター」のものだった。大きさは小型のボートほどもあり、獲物を求めて深く暗い海を泳ぎ回っていた。 この化石は、恐竜の時代に海を支配していた魚竜という海生爬虫類のほぼ完全な骨格である。魚竜は今日のイルカやクジラのような外見をしていて、ほっそりした体と、巨大な目、細長い顎、円錐形の歯を持ち、主に魚を食べていた。(参考記事:「史上最大の翼竜、こんなに頭が大きかった」) 化石の年代は1億5200万年~1億5700万年前と推定される。インドでジュラ紀の魚竜の化石が発見されたのはこれが初だ。10月25日付けで科学誌「PLOS ONE
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