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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (11)

  • 新型コロナ、ワクチンはいつできるのか?

    デンマーク、コペンハーゲン大学の研究室で、新型コロナウイルスのワクチン開発に取り組む研究者。2020年3月23日。(PHOTOGRAPH BY THIBAULT SAVARY, AFP VIA GETTY IMAGES) 米国ペンシルベニア州にある病院「ペン長老派医療センター」の従業員たちは今、不安でいっぱいだ。押し寄せる新型コロナウイルスの波は、すでに近隣のニューヨーク州、ニュージャージー州をのみ込み、医療システムを崩壊させ、数多くの死者を積み上げている。 「目の前にある仕事を片っぱしから片付けていっても、1日の終わりには、まだやるべきことが山ほど残っています。あまりにも多くのことが起こり続けているのです」と、ペン長老派医療センターの感染症予防・管理の責任者、ジュディス・オドネル氏は語る。 全米各地の医療従事者たちが、オドネル氏と同様の状況に直面している。そして彼らは、このウイルスの猛攻

    新型コロナ、ワクチンはいつできるのか?
  • 第5回 人はなぜ遺影を飾るのか、動画は遺影になるか

    「急に耳が聞こえなくなりまして、今も聞き取りがすごい苦手です。単にボリュームが落ちたんではなくて、子音が聞き分けにくいので、一日中、ヒアリングテストみたいな状態になりまして。補聴器をつけてお葬式に行くと、音楽を聞いてると思われるんですよ。それと、気配がわかんなくなっちゃって。お葬式の調査で、すごい神経遣うのは、どこに自分が立つかなんですよね。目立たないよう、気配を感じて、誰かがひそひそ言っていたら、あいさつをすべきか、むしろ、その場を避けたほうがいいのか、咄嗟に判断しながらやってきたんですけど、もう、それが当に、耳が聞こえなくなったらできなくなったので、フィールドワークはあきらめて。でも、素朴にやりたいことをやるしかないのかなって思って、それではじめたひとつがこれですね──」 山田さんが、差し出したのは「近代における遺影の成立と死者表象」という論文の別刷りだ。

    第5回 人はなぜ遺影を飾るのか、動画は遺影になるか
  • 【解説】地球のプレート運動、14.5億年後に終了説

    ハワイのマウイ島にあるプウ・オ・マウイ噴石丘。(PHOTOGRAPH BY DESIGN PICS INC) 地球のプレート運動は、すばらしい芸術作品を生み出している。地球に山と海があり、恐ろしい地震や激しい火山噴火があり、今この瞬間にも新しい陸地が誕生しているのは、プレート運動がずっと続いているからだ。 しかし、永遠に存続するものなどない。 プレートを動かしているのは、その下にあるマントルの熱対流だ。しかし、時間とともにマントルの温度は下がり、やがて、地球全体を覆う“ベルトコンベア”の運動は停止する。そのとき、炭素循環も、長い歳月にわたって生物進化の原動力となってきた地質活動も終息する。 このほど、国際地質科学連合の会長で、中国地質大学の地質学者である成秋明氏が、プレート運動が終わる日が訪れる時期を予想した。成氏の計算によれば、終わりは約14億5000万年後にやってくる。太陽が膨張して赤

    【解説】地球のプレート運動、14.5億年後に終了説
  • 石を磨いたら3500年前の超細密彫刻が現れた

    1年近くかけて磨き上げられた石「ピュロスの戦い」。幅は約3.5センチ。(COURTESY THE DEPARTMENT OF CLASSICS, UNIVERSITY OF CINCINNATI) 古代の戦士の墓から見つかった石。そこにこびりついた数千年分の石灰や汚れを落としてみると、驚くほど見事な彫刻作品が現れた。 幅わずか3.5センチの瑪瑙(めのう)の石が初めて発見されたのは、2015年のこと。ギリシャ南西部で、3500年前の青銅器時代の墓から1400点もの副葬品が出土。この石はそのなかの一つで、当時は単なる石の玉という程度にしか考えられていなかった。 墓の発見自体、注目に値するものだった。状態の良い人骨が葬られており、「グリフィンの戦士」と名付けられた。一緒に埋葬されていた飾り板に、頭と翼がワシ、胴体はライオンという想像上の生物グリフィンの姿が描かれていたためだ。その他の副葬品には、

    石を磨いたら3500年前の超細密彫刻が現れた
  • インド初、ジュラ紀の魚竜化石を発見、ほぼ完全

    インド西部のグジャラート州のロダイという村で見つかった魚竜の骨格。インドで発見された魚竜化石としては最も完全に近い。(PHOTOGRAPH BY GUNTUPALLI V.R. PRASAD) インド北西部の土の中から現れたその骨は、今から1億5000万年以上も前の「シーモンスター」のものだった。大きさは小型のボートほどもあり、獲物を求めて深く暗い海を泳ぎ回っていた。 この化石は、恐竜の時代に海を支配していた魚竜という海生爬虫類のほぼ完全な骨格である。魚竜は今日のイルカやクジラのような外見をしていて、ほっそりした体と、巨大な目、細長い顎、円錐形の歯を持ち、主に魚をべていた。(参考記事:「史上最大の翼竜、こんなに頭が大きかった」) 化石の年代は1億5200万年~1億5700万年前と推定される。インドでジュラ紀の魚竜の化石が発見されたのはこれが初だ。10月25日付けで科学誌「PLOS ONE

    インド初、ジュラ紀の魚竜化石を発見、ほぼ完全
  • 古代ローマの「ハム」形携帯時計、3D技術で検証

    ハム形携帯日時計の3D模型。午前9時を示している。(PHOTOGRAPH BY CHRISTOPHER PARSLOW, 3-D PRINT BY CHRISTOPHER CHENIER, WESLEYAN DIGITAL STUDIO LAB) 火山灰に埋もれた古代ローマの邸宅を発掘していた作業員たちが、マグカップにすっぽり収まる大きさの風変わりなその金属塊を発見したのは18世紀のことだった。汚れを落とすと、滑稽なものが姿を現した。それは歴史的に重要な世界最古クラスの携帯日時計だったが、なぜかイタリア名産のハムの形をしていたのだ。(参考記事:「超巨大火山に噴火の兆候、イタリア」) 今、この「ハム時計」が再び時を刻み始めた。研究者たちは、3Dプリンターを利用して忠実に再現した模型を作り、携帯日時計の使用法や、さらにどんな情報が得られるかを明らかにしようとしている。(参考記事:「ローマ時代の

    古代ローマの「ハム」形携帯時計、3D技術で検証
    hazy-moon
    hazy-moon 2017/01/24
    “「死ねばハムのようになってしまうのだから、生きているうちに人生を楽しもう」”
  • 驚きの恐竜展を開催、もはや鳥展、米NYで

    ティアニュロング・コンフュシウシ(Tianyulong confuciusi)はステゴサウルスやトリケラトプスと同じ系統に属する羽毛恐竜だ。(PHOTOGRAPH BY AMNH, RODERICK MICKENS) アヒルに餌を与えたり、ハトをよけたり、クジャクに見とれたりするときに、『ジュラシック・パーク』など恐竜映画で描かれている「恐ろしいトカゲ」を思い浮かべることはないだろう。 しかし、今では多くの科学者が、現代の鳥は生ける恐竜だと考えている。彼らは、獣脚類と呼ばれる二足歩行の肉恐竜のなかで、羽毛や適応力の高い大きな脳、そして、飛翔が可能な小さい体を手に入れたおかげで、6500万年前の大量絶滅を逃れたものたちの末裔だ。(参考記事:「鳥類は恐竜絶滅後に爆発的進化した」) ニューヨークにある米国自然史博物館の古生物学部門を率いるマーク・ノレル氏は「恐竜は今も生きているという事実を理解

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  • 【動画】奇虫!サンヨウベニボタルの驚くべき生態

    【動画】マーク・ウォン氏は、シンガポールのジャングルを歩いている最中、奇妙な昆虫を発見した。謎に包まれた甲虫、サンヨウベニボタルだ。(解説は英語です) マーク・ウォン氏がシンガポールのジャングルの中を、アリを探しながら歩いていたときのことだ。丸太をごろりと転がすと、まるでジュラシックパークの世界からはい出てきたような生物が目に留まった。 「最初はキノコかと思いましたが、じきにゆっくりと動き出したのです」。米ナショナル ジオグラフィック協会からヤング・エクスプローラーとして助成を受けているウォン氏はそう語る。 それはサンヨウベニボタルという名の、先史時代の生物によく似た奇妙な昆虫だった。学者たちは200年近くにわたり、この虫の正体に頭を悩ませてきた。 先史時代の三葉虫によく似たサンヨウベニボタル。だが、誕生したのは4700万年前、三葉虫の絶滅から2億年後のことだ。(PHOTOGRAPH BY

    【動画】奇虫!サンヨウベニボタルの驚くべき生態
  • 世界の老樹、圧倒的な存在感

    地球上には3兆を超す数の樹木がありながら、彼らの物語を私たちはほとんど知らない。もちろん、全ての木は重要な役割を果たしている。空気を浄化し、鳥や動物にすみかを提供し、子どもたち(と、子どもの心を持つ人たち)に木登りの方法を教えてきた。だが、中にはそうした営みを他の仲間よりもずっと長く続けてきた木々がある。例えば、アロエディコトマの樹齢は長いもので300年に達する。オークは千年、そしてイガゴヨウマツ、イチイは数千年も生き続ける。 「金色の林」を意味するゲスリ・アイルの植物園には、樹齢を重ねた印象的な標木のコレクションがある。だが、何もの幹を持つベイスギの大木ほど壮麗なものはない。1863年に植えられたとされている。(Photograph by Beth Moon)

    世界の老樹、圧倒的な存在感
  • 第18回 朝の目覚め感をよくするには

    意識の片隅でベルが鳴っているのは分かる。腹立たしい。バシッと叩いて止める。また鳴る。叩く。何度か繰り返すうちに「そろそろマズイ」と状況認識ができるようになる。なんとか上半身を起こすが、そのまま反対方向に倒れ込む。体が重い……ここは木星か? 重力に抵抗してようやくベッドの重力圏から離脱するのは目覚めてから10分以上も後のこと。 10分なんて甘い! 私は30分かかる、いや俺は1時間、など各所から悲鳴が聞こえてきそうだが、毎朝泥から這い出るように苦労してベッドから抜け出している人は数多い。単なる睡眠不足のためではない。同じような睡眠時間でもすっきり目覚める日とそうでない日があることに気づいている人も多いだろう。どのようなメカニズムで寝起きの感覚は決まっているのだろうか。 目覚ましなどで無理矢理起こされたときに多いのだが、覚醒直後に眠気や気怠さが強く残り、頭はぼんやりして、疲労回復感がないことがあ

    第18回 朝の目覚め感をよくするには
  • 絶対に行けない世界の非公開区域99

    危険・非公開・軍事機密・研究施設・都市伝説……さまざまな理由により、行くことが不可能な場所・施設を一挙に公開します。一生かけても行けない秘密の場所を、のぞいてみませんか? 2014年12月24日発行 定価:2,420円(税込) 書の内容 ●著しく危険なので立ち入れない。 ●部外者お断りのため立ち入れない。 ●どこにあるかが秘密なので立ち入れない。 世界の「立ち入り禁止」場所を99カ所紹介した、禁断のビジュアルブック!さまざまな理由により、行くことが不可能な場所・施設を一挙に公開します。一生かけても行けない秘密の場所を、のぞいてみませんか? ■主な収録内容 英国女王の寝室/沈没したソ連の潜水艦/グーグル・データセンター/エリア51/死体農場/コカ・コーラのレシピ保管庫/CIA部/エアフォースワン/ホワイトホールの秘密トンネル/ロンドン塔宝物庫/バチカン機密文書館/ウィキリークスの地下デー

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