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ブックマーク / mainichi.jp (12)

  • 未解明だった数学の超難問「ABC予想」を証明 京大の望月教授 斬新・難解で査読に8年 | 毎日新聞

    未解明だった数学の超難問「ABC予想」を証明したとする望月新一・京都大数理解析研究所教授(51)の論文が、同所が編集する数学専門誌に掲載されることが決まった。3日、京大が発表した。ABC予想は、素因数分解と足し算・かけ算との関係性を示す命題のこと。4編計646ページからなる論文は、斬新さと難解さから査読(論文の内容チェック)に8年かかったが、その正しさが認められることになった。有名な数学の難問「フェルマーの最終定理」(1995年解決)や「ポアンカレ予想」(2006年解決)の証明などと並ぶ快挙となる。【阿部周一、松光樹】 望月教授は2012年8月、構想から10年以上かけた「宇宙際タイヒミューラー(IUT)理論」の論文4編を、インターネット上で公開した。これを用いればABC予想など複数の難問が証明できると主張し、大きな注目を集めたが、既存の数学が存立する枠組み(宇宙)を複数考えるという構想は

    未解明だった数学の超難問「ABC予想」を証明 京大の望月教授 斬新・難解で査読に8年 | 毎日新聞
  • 読書日記:著者のことば 山尾悠子さん 不燃性という幻想世界 | 毎日新聞

    ■飛ぶ孔雀 山尾悠子(やまお・ゆうこ)さん 文芸春秋・2160円 若くして幻想文学の旗手とうたわれた知る人ぞ知る作家の、8年ぶりとなる連作長編小説。曖昧なイメージの上に徐々にピースが積み重なり、大きな物語世界が築かれていく過程は読んでいて快感だ。 「1 飛ぶ孔雀(くじゃく)」「2 不燃性について」の2部構成。ここは火が燃えにくくなった世界。そんななか1部は、夏の庭園で娘2人による火を運ぶ儀式が行われる。さまざまな人物が出くわしたもの、耳にした言葉が散発的に記され始める。「前編の1部は、徹底して日のイメージでいった。原風景、子どもの頃の記憶、育った岡山の土地や関西方面で目に触れたあれこれの断片が入っています」 2部は地下世界をさまよっていた男が山頂へ向かう。「完全に架空の世界にする予定が、そこまではいかなかった」。1部と同じ名の人物も登場するが、「つじつまがあったりすることは何もない」とほ

    読書日記:著者のことば 山尾悠子さん 不燃性という幻想世界 | 毎日新聞
    hazy-moon
    hazy-moon 2018/05/22
    “ところが今年はもう1冊出そう。「長年の担当編集者が定年を迎えるので、何が何でも次の書き下ろしを出さないと」とのことである。”
  • ショウジョウバエ:人と共通性 視・聴・嗅・味、触覚も 東大グループ発表 | 毎日新聞

    人間とショウジョウバエの神経回路がほぼ同じ仕組みだったとする研究結果を、坪内朝子・東京大特任助教(神経生物学)の研究グループが3日付の米科学誌サイエンスに発表した。これまでの研究では、視覚や聴覚、嗅覚、味覚の四つで似ていることが分かっていたが、最後の触覚の構造もほぼ同じだったことが今回解明され、「五感」の全てで人とショウジョウバエとの共通性を見いだすことができたという。 研究グループは、活動すると光る蛍光たんぱく質をショウジョウバエの脳や末梢(まっしょう)神経に入れ、神経回路の構造を調べる方法を開発。触覚を調べたところ、温度や痛みを感じる神経のほか、体毛などを感じる神経などが、腹から背にかけて層を形成していた。一方、人の体内では同じ神経の並びが、ショウジョウバエとは逆に背から腹にかけて形成されていたが、人とショウジョウバエとでは背の部分と腹の部分が逆転しているた…

    ショウジョウバエ:人と共通性 視・聴・嗅・味、触覚も 東大グループ発表 | 毎日新聞
    hazy-moon
    hazy-moon 2017/11/15
    『ザ・フライ』感
  • 特集ワイド:それホンモノ? 「良き伝統」の正体 - 毎日新聞

    東京五輪の2年前、国鉄(現JR)東京駅近くの路上風景。植え込みも路上もごみだらけ=東京都中央区京橋1丁目で1962年5月27日、池田信さん撮影 日人は「伝統」という言葉にヨワいらしい。例えば選択的夫婦別姓制度の是非を巡る議論。安倍晋三首相ら反対派は「同姓が日の伝統だ」と主張し、いくら専門家が「同姓は明治中期以降の新しい制度」と指摘しても聞く耳を持たない。このように最近は、新しく、ウソに近い「伝統」がやたらと強調されている気がするのだが……。【吉井理記】 この記事は有料記事です。 残り2618文字(全文2777文字)

    特集ワイド:それホンモノ? 「良き伝統」の正体 - 毎日新聞
  • 社労士:書き込み「社員うつにさせる方法」会員権停止に - 毎日新聞

  • キーパーソンインタビュー:「フクシマを描く善意が差別や偏見を助長したかも」 絵本作家の松本春野さん | 毎日新聞

    福島で生活する人から学びたい 絵作家、松春野さん(31)の新作絵「ふくしまからきた子 そつぎょう」(父の松猛さんとの共著、岩崎書店)が話題を呼んでいる。東京電力福島第1原発事故後、福島から広島に母と避難することを選んだ主人公の少女「まや」が、自分が通っていた福島の小学校の卒業式に戻ってくるという物語だ。反原発運動に参加する松さんは、福島での取材を通じて「(反原発運動は)もっと福島で生活を送る人の声から学ぶべきだ」と感じたという。絵作家、いわさきちひろの孫として注目された松さんが福島での取材で何を感じ、どう考えが変化したのか。思考の軌跡をロングインタビューでお届けする。【聞き手・石戸諭/デジタル報道センター】

    キーパーソンインタビュー:「フクシマを描く善意が差別や偏見を助長したかも」 絵本作家の松本春野さん | 毎日新聞
    hazy-moon
    hazy-moon 2015/04/08
  • OpenSSL:事前修正間に合わず 欠陥公表の舞台裏 - 毎日新聞

    hazy-moon
    hazy-moon 2014/05/12
    結構詳しく書いてあっておもしろい
  • 米グーグル:検索予測差し止め命令…東京地裁仮処分 - 毎日jp(毎日新聞)

    大手検索サイト「グーグル」に実名などの文字を入力して検索する際、途中から予測文字や補足情報を表示する「サジェスト機能」を巡り、日人男性がプライバシーを侵害されたとして、米国のグーグル社に表示差し止めを求める仮処分を申請し、東京地裁(作田寛之裁判官)が申請を認める決定をしたことが分かった。だが、米グーグルは「日の法律で規制されない」と拒否し、被害が救済されない事態となっている。決定は19日付。【中川聡子】 米グーグル拒否「日の法律で規制されない」 男性側によると、男性の実名を入力しようとすると、途中からフルネームとともに犯罪行為を連想させる単語が検索候補の一つとして表示され、それを選択すると男性を中傷する記事が並ぶという。 男性は数年前、当時の勤務先で思い当たる節がないのに退職に追い込まれ、その後の就職活動でも採用を断られたり内定が取り消されたりする事態が相次いだという。このため調査

    hazy-moon
    hazy-moon 2012/03/25
    Googleをどうにかしてもどうしようもないんじゃないの、感。
  • 今週の本棚:鹿島茂・評 『マラルメ全集1 詩・イジチュール』=マラルメ著 - 毎日jp(毎日新聞)

    (筑摩書房・1万9950円) ◇思想書一巻をもしのぐ、凝縮された一行 四半世紀ぶりに完結した「マラルメ全集」の最終配『詩・イジチュール』には「この巻を亡き鈴木信太郎先生に捧(ささ)げる」という献辞が掲げられている。 編者たちの恩師に当たる当時の東大仏文科主任・鈴木信太郎は近代詩とりわけマラルメの大権威だったが、明治の人らしく熱烈なる天皇崇拝者としても知られていた。そこで、茶目(ちゃめ)っけのある学生が雑談のさい教授に尋ねた。「先生はマラルメと天皇陛下とどちらが偉いとお考えですか?」、予想だにしていなかった「究極の問い」に教授は一瞬絶句したが、ややあって「やっぱりマラルメだ」と真顔で答えたという。東大仏文に代々伝わるエピソードである。 ことほどさように「マラルメは偉い」のである。書を手に取った読者は少なくとも「物質的」にはこの「マラルメは偉い」という意見に同意せざるを得ないだろう。文テ

  • 朝吹真理子さん:デビュー小説『流跡』がドゥマゴ文学賞 みずみずしい言葉の連鎖 - 毎日jp(毎日新聞)

    ◇「大切な作品になって」 朝吹真理子さんのデビュー小説『流跡』(1365円、新潮社)が、先鋭的な作品に贈られるドゥマゴ文学賞に選ばれた。25歳での受賞は最年少。豊かなイメージを喚起する言葉の連鎖がみずみずしい。朝吹さんは「『あなた』という読み手に向かって書き上げた作品です」と語る。 川で舟を操る船頭や、子供の言葉の発達が遅れていることに悩む父親が登場する。流れていく意識が、身体という固体に次々と収まっていくような格好だ。 明瞭な筋立てはない。ただ、水や煙、記憶、時など、その場にとどまらず、常に流れていくモチーフが繰り返される。「自分は流れつつある生体の一つに過ぎない、という気持ちがあるんです」。太古から未来へ続く悠久の時間のなかで、存在する自己を強く意識し、「確かなもの」とは何かを考えさせる。 父親は詩人の朝吹亮二さん。サガンなどの翻訳で知られる故・朝吹登水子さんは大叔母にあたる。祖父は仏

  • 不正プログラム:毎日jpなど障害 広告配信データ改ざん - 毎日jp(毎日新聞)

    24日午後10時ごろから25日午前1時7分まで、毎日新聞の総合情報サイト「毎日jp」にアクセスすると、特定のウェブサイトにアクセスさせようとしたり、不正ファイルのダウンロードを促すプログラムが作動するトラブルが発生した。広告バナーを提供している配信サーバーの一部の配信プログラムデータが改ざんされたことが原因とみられる。 同じサーバーから広告配信を受けている複数のサイトでも同じ被害があった。サーバー管理会社は原因を削除し正常動作へ復旧したと説明しているが、毎日jpは念のため該当する広告バナーを削除。毎日jpは利用者に向けておわびを掲載した。

  • 今週の本棚:鹿島茂・評 『ロートレアモン 越境と創造』=石井洋二郎・著 - 毎日jp(毎日新聞)

    (筑摩書房・8190円) ◇二つの言語がはぐくんだ詩人の相貌 猟奇的な少年犯罪が起きるたびに頭をよぎるがある。ロートレアモン伯爵『マルドロールの歌』だ。肥大した自我を抱えながら学校にも家庭にも居場所のない孤独で早熟な少年が唯一の捌(は)け口として残忍な快楽殺人の夢想をつむぎ、大袈裟(おおげさ)な偽名に隠れて自己の存在を強烈にアピールする。ここまでは両者は共通している。ただし、少年犯罪者たちが夢想を現実に移してしまったのに対し、ロートレアモン伯爵は異常な想像力を文章に流し込む天才に恵まれていたため、散文詩の傑作『マルドロールの歌』を書きあげて夭折(ようせつ)する。その作品はブルトン、バシュラール、ブランショなど並み居る文学者を驚嘆せしめた。 では、ロートレアモン伯爵とはいったいどんな人物だったのだろうか? 私が栗田勇訳の現代思潮社版で読んだ一九六〇年代までは、ロートレアモン伯爵とは、南米ウ

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