ブックマーク / kidachi.kazuhi.to (12)

  • なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか

    2022年5月18日 著 先月読んだ『人生で起こること すべて良きこと』がきっかけで、再び自分の中で田坂広志氏、いや田坂広志先生の著書ブームが起こりつつあります。でもって最近読んだのは、新版として今年2月に改めて出版された『なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか』。実に耳の痛くなる言葉の数々が、慈愛すら感じ取れるような優しさと共に紡ぎ出されていました。 常に、部下の性格、状況、心境、力量を把握することが求められる。そして、それぞれの場面で、最もふさわしい言葉を語ることが求められる。その意味で、マネジメントとは、最も高度な「心のマネジメント」なのです。 自分もかつての田坂先生と同じく、マネジメントの立場に立ちたいなんて思っていませんでした。しかし半ば周囲に流されるような格好でそういう立場に立ち、もうだいぶ長い時間が経ちますが(今の勤務先で取締役になってからは15年が経つ)、上記にあるマネジメ

    なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか
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    hc0001 2022/07/02
  • 情報アクセシビリティ推進シンポジウムとかアクセシビリティ オーバーレイとか

    2022年3月16日 著 わかりやすく、あらかじめ立場を明確にしておきますと、私はWebアクセシビリティの専門家として、またOverlay Fact Sheetに署名した一人として、「アクセシビリティ オーバーレイ」と呼ばれる類のソリューション(以後「オーバーレイ」)に異議を唱えています。 日、総務省 情報流通行政局 情報流通振興課 情報活用支援室が主催のオンラインイベント、情報アクセシビリティ推進シンポジウム ~企業と公的機関が情報アクセシビリティに取り組むために~に参加しました。個人的に注目していたのは、東洋大学名誉教授の山田 肇 氏が、基調講演においてFACIL'itiに言及するかどうか、でした。FACIL'itiは、AccessiBeと並んで英語圏で比較的よく言及される、オーバーレイのベンダーです。 昨年、新経済連盟の開催したオンラインセミナー「情報アクセシビリティを巡る政府の動

    情報アクセシビリティ推進シンポジウムとかアクセシビリティ オーバーレイとか
  • アクセシビリティ(だけじゃないけど)の啓発で気をつけているつもりのこと

    2020年5月15日 著 malaさんの書いた文章、生活と意見: ソーシャルディスタンスなどと称してユーザー名や文章にスペースを挟む行為についての苦情に関連して覚え書き。 Webアクセシビリティ向上に携わる一人として、文章の趣旨には賛同するし(実態調査を踏まえた発信というのが素晴らしい)、ゆえにINTERNET Watchのようなメディアに取り上げられたことを嬉しく思ったし(社名にスペースを挟み「ソーシャルディスタンス」アピール→検索不可になる例が続出中?【やじうまWatch】 - INTERNET Watch)、文章がきっかけとなって空白文字を挟まない表記に戻す動きが見られた(少なくとも日共産党は戻した)のは、良かったなと思います。 一方で、文章中に登場する強めの言い回しが、一部の方の反感ないしそれに近しい反応を招いている(例えばソーシャルディスタンスなどと称してスペースを挟む行為につ

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    hc0001 2020/05/17
  • Fictions

    2018年11月1日 著 知ったきっかけは、ひろみつさんの書いたポエムに呼応するポエム、またはわたしのFictions - hiromitsuuuuu.log();なんですけど、編集を担当された泉水さんと先日、第34回 W3C CSS Module 仕様書もくもく会@東京でお会いしたのを機に、『Fictions』のKindle版を買って読みました。500円=ワンコインで買って読むにはちょうど良い分量で、共感できる内容も多く、楽しませていただきました。自分もこんなポエムでを書けたらいいな、とも思ってしまいました。 スペシャリストを目指していたらその周辺スキルも身についてジェネラリストに、ジェネラリストを目指していたら領域をまたぐことで発見された新たなスペシャリストになることもある。 上記は「スペシャリストとジェネラリスト」からの引用なんですけど、この辺の予測し難さって面白いですよね。対象と

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    hc0001 2019/08/17
  • Appleを相手どったWebアクセシビリティ訴訟の顛末

    2019年4月29日 著 昨年8月にThe RegisterでApple web design violates law, claims blind personという記事を読んだときには、なかなか興味深い事案だなと思ったものです。というのも、Appleといえば自社の製品やサービスのアクセシビリティ確保には積極的な企業として、広く知られているからです。そんなAppleですらWebアクセシビリティの不足について訴えられてしまうほど、アメリカでは訴訟を起こす動きが盛んらしい......なんてことを、昨年のセミナーで話したことがあります。 その後、その件についてはしばらく続報が入ってきていなかったのですが(結果が明るみになるまでは一定の時間を要するのが常)、今月になってUsablenet - Apple ADA Web Ruling Sets new standard for claimsを読み

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    hc0001 2019/05/08
  • user-scalable=no よさらば

    2016年9月15日 著 いろいろ覚え書きしておきたい事柄は溜まっているのですが、息子の夏休みが終わり週三日、平日の晩に塾へ迎えに行く生活に戻ってからというもの、なかなか時間をうまく使えず四苦八苦。それでも、これだけは書いておかねば......と思って書くのが、iOS 10のリリースに伴うSafariのアップデート。 既にベータ版がリリースされた時点でcss - disable viewport zooming iOS 10 safari? - Stack Overflowあたりで取り沙汰されていたことですが、user-scalable=no という、ユーザーによる画面拡大を妨げる指定が無効化されました(ベータ版のリリースノートには、理由としてTo improve accessibility on websites in Safari, users can now pinch-to-zoo

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    hc0001 2019/01/10
  • EdgeHTML死すとも......

    2018年12月9日 著 少し前に中野さんがWebの健全性を守る主役は果たして誰なのかでこれ以上のブラウザベンダは撤退してはいけない状況と書いてらしたのが、まるで伏線か一種のフラグであったかのように、Microsoft is building a Chromium-powered web browser that will replace Edge on Windows 10で噂された内容は、現実のものとなってしまいました。 Microsoft Edge: Making the web better through more open source collaboration - Windows Experience BlogWindows Experience Blog Microsoft Edge and Chromium Open Source: Our Intent なってしまいま

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    hc0001 2018/12/10
  • 飲食店のメニューのアクセシビリティについて思うこと

    2018年12月1日 著 Webじゃないアクセシビリティ Advent Calendar 2018、初日の記事です。視覚障害者の方と一緒に飲店に行き、そこに点字のメニューが備えられていない場合(そういうお店が圧倒的に多数派だと思うのですが)、メニューの出来の良し悪しだったり、音声で情報を伝えることの難しさについて、都度考えさせられます。「晴眼者」という言葉はあまり好きではないのだけど、とにかくメニューを利用できる程度に視覚がある人であれば、例えば メニュー全体を俯瞰する 気になる商品を複数ピックアップする 値段など複数の条件に照らして、最終的な注文の品を決める というプロセスを経て注文に至るわけですが、そもそも最初の「メニュー全体を俯瞰する」行為を音声でどう実現するかが、超難しかったりするわけです。もし仮にお店がさまざまな国の料理を扱っているなら、「中国料理」「韓国料理」「日料理」とい

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    hc0001 2018/12/02
  • Webアクセシビリティに関連してAppleが提訴された件

    2018年8月21日 著 Webアクセシビリティが不十分であることを理由に企業が提訴されるのは、アメリカでは決して珍しいことではないと認識しているけれど、製品やサービスのアクセシビリティ確保に比較的熱心なことで知られるAppleが提訴された、という記事がTwitterで流れてきました(A new Class Action Lawsuit has been filed against Apple on behalf of those that are Legally Blind or Visually Impaired - Patently Apple)。 記事で興味深かったのが、まず訴えを起こしたHimelda Mendez氏は、Apple謹製のスクリーンリーダーであるVoiceOverではなく、Windows用で割とメジャーなJAWSを使っていた点。そして、Mendez氏の遭遇したアクセ

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    hc0001 2018/08/22
  • 超速! Webページ速度改善ガイド

    2018年1月10日 著 先日の3連休中にようやくという感じで、共著者の一人である佐藤さん、もといあほむさんからいただいた、『超速! Webページ速度改善ガイド(通称「超速」)』を読み終えました。この書籍、先月6日に発売されたのですけど、その半年ほど前に同じ技術評論社から発売された『Webフロントエンド ハイパフォーマンス チューニング』と物理的なサイズも価格帯も(言わずもがなカバーしている内容も)似ていて、どう差別化したのかしら? という辺りを意識しながら読み進めました(真っ当な読み方でなくてすみません)。感想として、どちらか一冊を誰か(誰)に推奨すべしと迫られたなら、自分はこの超速を選ぶでしょう。 理由としては完全に主観ですけど、超速の方がより開発者目線で書かれているような気がしていて、そうであるが故により実践的に映ったからです。DevToolsのスクリーンショットをふんだんに織

    超速! Webページ速度改善ガイド
  • Re: レスポンシブだとページ設計の自由度が低くなるのか?

    2017年9月26日 著 Rriverの渡辺さんが、久しぶりにレスポンシブWebデザインについて「レスポンシブだとページ設計の自由度が低くなるのか?」という記事を書かれていました。 どちらかというとレスポンシブ寄りな考えを持っているので、同じコンテンツのページで、しかも、自由度が低くなるからという理由で別ページを制作するのには違和感があります。 自分も全く同感で、デバイスごとにページを作り分けるような施策は、そうするだけの合理性を一定の確度で予見できない限り、賛同しません。ここでいう合理性とは、メンテナンスコスト云々といったサイト運営側の経済合理性のみならず、ユーザー側から見たときの合理性、つまり同じユーザーが同じページに異なるデバイスなり異なるコンテキストでアクセスした際に認識され得る差異をどこまで許容できるかといった類の合理性も含みます。 いっぽうで、じゃあ全部が全部レスポンシブに作る

    Re: レスポンシブだとページ設計の自由度が低くなるのか?
    hc0001
    hc0001 2017/09/26
  • Frontrend Vol.9 - 春の新人歓迎 マークアップ/アクセシビリティのキホン #frontrend

    2017年4月30日 著 4月28日の覚え書き。オシャンティーな渋谷プライムプラザ 4F Creative Loungeで催されたイベント、Frontrend Vol.9 - 春の新人歓迎 マークアップ/アクセシビリティのキホンにブログ絶対に書くパーソン枠で参加したので、以下に感想など徒然なるままに書こうと思います。ちなみにブログ絶対に書くパーソン枠で参加しておきながらブログ書かなかったら何が起こるのかというのに個人的興味があったけど、社会人としてどうかと思うので、書きます。 継続的にアクセシビリティを高めるために 〜まずは無理なく基を押さえる〜 サイバーエージェントでアクセシビリティおじさんを務めるますぴーさんのプレゼン。担当されているサービス、FRESH!(イベントの録画も同サービスで公開されています)での取り組みを「まずはできるところから」「みんなでやる」の2種類に大別して紹介さ

    Frontrend Vol.9 - 春の新人歓迎 マークアップ/アクセシビリティのキホン #frontrend
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