【「造形作家 玉田多紀 ダンボール物語」展示会場(ウッドワン美術館)】 ウッドワン美術館に入館しチケットを買って、夏期特別展「造形作家 玉田多紀 ダンボール物語」(9月23日まで)の展示会場に入ると、古紙ダンボールのみを使って製作された生き物たちの迫力と美しさが伝わって来ました。玉田多紀(たまだ・たき)氏は全身を使ってダンボールを丸め、制作しやすいように柔らかくしたり、水に浸して解体したりして、段ボールという素材から粘土や絵の具を作り出し、無限の可能性を引き出し表現しています。【他の写真】 【「作家の物語」】 この作品は2012年~2015年に製作された作品の中から22点を選定して構成されています。この作品に限らず、玉田氏の作品は、生き物たちの皮膚の質感、瞳の輝き、顔の表情など、細部の繊細な表現が鑑賞者を魅了していきます。しかも、これらの全ての作品は、現代を生きる私達が直面する課題をテーマ