ブックマーク / www.natureasia.com (7)

  • 科学としての歴史 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio

    過去の出来事を科学的に分析することで、未来を予想できるとする「歴史動態学」が登場した。既存の歴史学者は懐疑的だが、このアプローチは興味深い。 SOURCE:REF.1 「歴史は繰り返す」という格言は、時に真実であるように思われる。例えば米国では、1861~65年の南北戦争後に民族間・階級間の反目による暴力事件が都市部で急増し、それが全米に広がって、1870年頃にピークに達した。国内騒乱が次に増加したのは1920年頃で、人種的反感による暴動、労働者のストライキ、反共感情の高まりなどにより、多くの人が近いうちに革命が起こるかもしれないと思った。米国社会は1970年頃にも不穏な状態に陥り、激しい学生デモ、政治的暗殺、暴動、テロが頻発した(『暴力の周期』参照)。 コネチカット大学(米国ストーズ)で個体群動態学の研究をしているPeter Turchinは、米国の政情の不安定さがピークに達した3つの時

    科学としての歴史 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
  • 安倍首相退陣後の日本:再出発すべき時 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio

    退陣した安倍晋三首相を引き継ぐ者は、科学における多様性と外交、および科学に対する規制の改善を推進する必要がある。 2020年8月28日に辞任を表明した、安倍晋三首相。 Credit: Kiyoshi Ota - Pool/Getty Images 2012年に安倍晋三が首相の座に戻るまでの日は、5年間に5人の首相が次々と登場し、先進国の中で経済が大きく低迷していた。それから8年後、在任期間が史上最長となった安倍首相が健康上の理由で辞職したが、日政治的に安定した。しかし、経済成長と社会発展の名の下に行われた安倍首相の改革の成果は功罪相半ばだ。科学、特に生物医学研究を通じて経済を活性化させる政策が積極的に実施されたが、安倍政権において成長率は上がったり下がったりの状態で、2017年に記録した2.3%(OECD調査では1.7%)を二度と超えることはなかった。 右派政党の自由民主党を率いる安

    安倍首相退陣後の日本:再出発すべき時 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
  • 東京大学医科学研究所教授 河岡義裕氏 ロングインタビュー 後編 | 著者インタビュー | Nature Microbiology | Nature Portfolio

    インフルエンザウイルス研究で世界をリードする東京大学医科学研究所河岡義裕教授。前編では、Nature Microbiology に掲載された論文2報を中心にお話を伺った。後編では、これまでのインフルエンザウイルス研究、その研究の重要性・有用性と悪用の危険性、社会とのかかわり方について語ってもらった。 ―― 河岡先生は、1918年に大流行した「スペイン風邪」の原因ウイルス(H1N1)の強い毒性に関与するタンパク質を特定したり、季節性インフルエンザと鳥インフルエンザが交雑すると病原性が増強されることなどを突き止めたり、多くの成果を挙げてきました。しかし、一方で人工的にウイルスを作る技術を開発し、ウイルスがテロリストの手に渡ると危険であると言われることがありました。 河岡氏: 前編でもお話しました、1999年に人工的に感染性を有するウイルスを作製できる「リバースジェネティクス」を開発した時は、米

    東京大学医科学研究所教授 河岡義裕氏 ロングインタビュー 後編 | 著者インタビュー | Nature Microbiology | Nature Portfolio
  • 東京大学医科学研究所教授 河岡義裕氏 ロングインタビュー 前編 | 著者インタビュー | Nature Microbiology | Nature Portfolio

    インフルエンザウイルスを人工的に合成するなど世界的に業績を知られる東京大学医科学研究所河岡義裕教授。このほど、インフルエンザウイルスの抗原変異を高い精度で予測する技術の開発と、宿主の核内におけるウイルスの動態に寄与するタンパク質の同定に関する2つの研究成果を、Nature Microbiology に発表した。ともにワクチン、治療薬の開発に道を開くもので、特に抗原変異の予測はより有効なワクチン製造を可能にする画期的な成果であり、すでに実用化に向け応用が始まりつつある。今回、これら2つの成果を踏まえ、パンデミックへの危機感と研究の重要性、デュアルユース(科学研究の両義性)、社会とのかかわり、今後の研究の方向性について河岡教授に聞いた。前編、後編に分けてお届けする。 ―― まず、季節性インフルの抗原変異株が今までより高い精度で予測できるということから伺います。 河岡氏: ご存知のとおり、インフ

    東京大学医科学研究所教授 河岡義裕氏 ロングインタビュー 前編 | 著者インタビュー | Nature Microbiology | Nature Portfolio
  • http://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v12/n4/%E5%8C%BF%E5%90%8D%E5%8C%96%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E5%88%A9%E7%94%A8%E5%B1%A5%E6%AD%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E5%80%8B%E4%BA%BA%E3%82%92

  • 雌雄のニワトリの脳を入れかえることで、 脳の性差に関する新たな知見を得た! | 特集記事 | Nature Careers | Nature Portfolio

    ヒトを含むほ乳類には雌と雄の性があり、生殖器の構造と機能、性行動、身体や臓器の大きさなどに違いがみられる。こうした性差は、卵巣や精巣などの生殖腺から分泌される性ホルモンがもたらすとされる。一方で、脳の構造や機能にも性差がみられ、やはり性ホルモンの作用によると考えられてきた。ところが今回、北里大学 一般教育部(大学院医療系研究科 兼務)の浜崎浩子教授らの研究チームは、この定説を部分的に覆す研究成果を得た。雌と雄のニワトリ胚の脳を入れかえる実験により、性特異的な神経回路の一部が、性ホルモンの影響を受けないことを突き止めたのである。 トリの性別は、ZとWからなる性染色体の型によって遺伝的に決められる。Z染色体を2もつ個体は雄になり、Z染色体とW染色体を1ずつもつ個体は雌になる。ただし、雄も雌も、発生のごく初期には「同じ生殖腺原基」をもち、その後の過程において、雌では生殖腺が卵巣へ、雄では精巣

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  • Nature 特別翻訳記事 :: オンライン特集:日本を襲った大地震と核の危機 NPG Nature Asia-Pacific

    オンライン特集:日を襲った大地震と核の危機 去る3月11日にマグニチュード9.0の大地震と大津波が日を襲い、その後、原子力発電所で史上最悪の大惨事が発生しました。現在、日の人々は、この大災害と闘い、悩み苦しんでいます。ネイチャーでは、この危機に関する最新情報、今回の地震の巨大な破壊力の原因分析、原子力発電所災害への対応に苦慮する日政府、日の研究コミュニティーが受ける影響などについて、常に最新の情報を提供しています。 日語のコンテンツ News チェルノブイリ:ロング・グッドバイ チェルノブイリでの深刻な原子力災害から25年が経つが、汚染除去、監視作業はいまだに続き、健康への影響の研究は進んでいない。 Nature 471, 562-565 (2011年3月31日号) 予測できない放射線リスク 科学者たちは、福島県で発生した低線量被曝の長期的影響を予測しようと努めている。 Nat

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