このところ、中国の「猫ファン」の話題になっているのが、北京大学の「聴講猫」だ。学内に住み着き、講義に出席するのが日課という。中国ではさまざまなブログが、「聴講猫」の話題を取り上げた。北京晩報が5日付で伝えた。 どこで生まれたか、とんと見当がつかぬが、2004年ごろから学内にいるという。名前はまだない。茶色っぽい毛にすじがある、いわゆる「トラ猫」。尻尾が欠けているので、以前に虐待を受けた可能性がある。北京大学に来てからは、学生という種族に取り囲まれているが、捕まえられどうこうされることもなく、餌を与えて食わせてもらっている。 お気に入りの講義は哲学や芸術論。ときおり、教師の方を見つめ、「分かった」というように、うなずいていることもあるという。ただし、「経済学原論」の講義に“出席”した折には教卓に飛び乗り、プロジェクターに自分の影を写して講義を妨害したこともあった。教師も「こいつは、為替変