Hatena ID is an account used for various Hatena services.
http://www.contentshistory.org/2009/09/14/528/ 行ってきました。 ・大島丈志「ライトノベルにおける日本近代文学の受容」 『文学少女』と『半分の月がのぼる空』の宮沢賢治引用からライトノベルと近代文学の関係を考える、と言った発表。 発表者は文教大学教育学部国語専修、千葉大学の文学学士で千葉大学大学院博士。 http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200901032935816600 所属学会を見るに国文学畑の児童文学研究者、といった位置づけか。 セカイ系に言及するに当たってぷるにえブックマーク*1を参照しない論は悉く無価値、という基準が俺の中にはあるのだけれど、冒頭、『銀河鉄道の夜』はセカイ系か否か、『半月』はセカイ系か否かを大変粗雑な手つきで論じる*2あたりからもう悪い予感は大爆発。 『文学少女』と『半月
電撃文庫 MAGAZINE (マガジン) 2009年 11月号 [雑誌] 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2009/10/10メディア: 雑誌 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る メディアワークス文庫 12月16日創刊!! ■創刊ラインナップ 有川浩 壁井ユカコ 入間人間 古橋秀之 渡瀬草一郎 杉井光 野崎まど(メディアワークス文庫賞受賞者) 有間香(メディアワークス文庫賞受賞者) ■1月以降のラインナップ 時雨沢恵一 高畑京一郎 甲田学人 (敬称略) 今月の電撃文庫MAGAZINEより。 ポツポツと情報が出始めていた、「電撃文庫で育った大人たちに贈る」レーベルのラインナップが公開されました。 書き下ろしなのか既刊単行本の文庫化なのかは不明。 写真を良く見ると書き下ろしって書いてありました。 個人的に一番楽しみなのは「高畑京一郎氏の新作」です。
評価:★★★★4つ (僕的主観:★★★☆3つ半) うん、傑作だ。これが、通常のライトノベル的に、読み捨てられて、来年いは絶版になって手に入りにくくなってしまうかと思うと・・・・残念だ。非常に素晴らしい作品。それにしても、ライトノベルって領域というかブランドというカテゴリーってまさに、よく出来た!って思うよ。こういうカテゴリーがなければ、こういう作品は出てきにくかったろう。 この作品を語るべきポイントは、下記に書いたの後半の『1/1,000,000,000のキス』のスピード感になるんだろうけれども、第一章の『毬井についてのエトセトラ』の、世界とのズレを・・・・この世界とは異質なものがあることに気づいていく、じぁーっとした恐怖感、気味悪さは、最高だなぁ。こんな感覚、がんばってフィリップ・K・ディツクを読んだ時以来だ・・・。これをほとんど、労力をかけず読めるのだから、この平易さ大したもんだなぁ・
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈4〉 (電撃文庫) 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/08/10メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 259回この商品を含むブログ (205件) を見る 早売りの4巻オビより。 桐乃とクロネコが、「Twitter」にて『俺の妹』書評バトル開催! ※「Twitter」がわからない方はググってみよう! ・・・だそうです。 内容を読む限りだと見どころは大きく2つ。 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」が「書評を批評するサイト」を解説 http://oreimo.dengeki.com/ たぶん上記URLがそのサイトかと思われます。 Twitterのほかネット上の各種サイトから「俺の妹」の書評を巡回し、 桐乃や黒猫が感想や批評を繰り広げる・・・とのこと。 「批評するひとは自分自身が批評の対象となる
キーボードを、持ち歩く。 久しぶりに、スマホ用のキーボードを使ってブログを書いている。 いくつかキーが壊れてしまっているので買い替えないといけないのだが、壊れるくらいには使い込んでいたんだなと思った。 当時は、今のようにPCを普段から持ち歩くことが少なかったので、出先でもブログ…
15歳のときに事故で両親を亡くした飯田健介は、親の遺産で何とか高校へは進学したものの勉学に身が入らず、また友人関係にも恵まれることのない陰鬱とした日々を送っていた。彼の趣味はインターネットと野良猫の虐待であり、六畳半の古いアパートの部屋から、塀を歩く猫を自作の吹き矢で狙うのが日課であった。ある日飯田は忍者を題材にした深夜アニメを見て、吹き矢に毒を仕込むことを思いつく。しかし手近に毒となるようなものが見当たらなかったので、昔調子に乗ってどぶろくを造ろうとして失敗した後放置していたガラス瓶を押入れから引っ張り出してくる。素人が醸造に手を出して上手くいくはずもなく、炊き上げた米は赤黒いカビにまみれて液状化しており、飯田は悪臭に耐えつつそれを吹き矢の針に塗ろうとするが、誤ってそれが大腿部に突き刺さってしまい感染症を発症する。 偶然彼の呻き声を耳にした隣人によって病院に搬送され入院生活を余儀なくされ
竜騎士07:いろいろと筋が合わないよね。それでまた、読者によってある程度見解が分かれているし。あれこそミステリーですよ。読んだ後、我々に思考を楽しむ余地を与えないミステリーというのは、個人的には探偵小説だと思っています。作中の登場人物が勝手に解決してくれるので、我々は「この主人公スゲー」と、手を打つだけですから。このときに「主人公よりも先に真相にたどり着いてやる!」と挑むのは、探偵小説のミステリー的な楽しみ方ですね。対してミステリー小説は、ただ読むだけでも読者に思考することを促す作品のことだと思います。昔よくあった、真相が袋とじになっているミステリー小説は、少々狙いすぎですが正しいのかなと。『かまいたちの夜』も、プレイヤーが考えて選択肢を選ばなければ真相にたどり着けないので、立派な推理小説でしょう。そう考えると『相棒』は探偵ドラマであって、推理ドラマではないですね。探偵ドラマでは“探偵が何
全606作品の中で男性が主人公なのは470作品。そのうち279作品で主役の姿は表紙にない。 残り191作品には載っている……と言いたいが、実はこれが数のマジックで、主役がSDキャラ化しているものが非常に多かった。 http://web2movie.moura.jp/?p=845 主役がSDキャラ化、というか(メインサブ含め)ヒロインは大きく、他はSDキャラ、というのは増えてる気がする。以下とりあえずamazonに書影があるものから適当に見繕った。遡っていくと2000年前後を境に書影の数がぐんと減るので、自然それ以降のものになっています。シリーズ全て、もしくは複数巻にわたってその形式になっている場合は最初にそれが採用された巻のみ。 電撃文庫 スニーカー文庫 富士見ファンタジア文庫 ファミ通文庫 スーパーダッシュ文庫 MF文庫J GA文庫 HJ文庫 一迅社文庫 以下内訳。 今のところほぼ一貫し
はじめにお断り 本エントリーに用いている画像は少々恥ずかしいため、若干の修正を施してあります。 ライトノベルの表紙は別に最近恥ずかしくなった訳じゃないですよね? このライトノベルが買いづらい! - Something Orange ライトノベルが衰退するかはわからないが変化はしている、エロい方向に - ウィンドバード::Recreation ラノベ表紙の工夫をまとめてみた - うぱ日記 上記のエントリーはそれぞれ別のことについて言及されており、いっしょくたに扱うのはいささか乱暴ですし、攻撃するつもりもないのですが、古い(老害とも言う)ライトノベル読者である私は、これらの話題になんだか違和感を覚えてしまいます。だって、ライトノベルの表紙が恥ずかしいのって、今に始まったことではないじゃないですか。今風の「はいてない」や「萌エロ」という路線とは異なりますが、昔のライトノベルでも「これは……買いづ
萌え, 小説漂白剤にして染色剤二次元で萌える?三次元でも萌える?「妹萌え」と「愛情」を巡る深淵。 - たまごまごごはん 妹萌えについての記事なのだけど、じぶんが特に注目したのは「萌えの暴力」という概念。ただ、ここに生まれてくるのは「相手の人格を無視した属性化」です。二次元で萌える?三次元でも萌える?「妹萌え」と「愛情」を巡る深淵。 - たまごまごごはん なにか(対象X)をなにか(既存の概念X')に当てはめるというのは省力化行為で、もちろんそこで捨象されるものもあるけど、ノイズを取り除き一部分を拡大することでより安易に対象を享受することができる。そこにはストレスがない。「萌える」という行為にはことさらこの傾向が強くて、そこではあなたの血縁上の妹も『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』*1の桐乃も2chのコピペに登場するいずこの者とも知れない妹でさえも、萌えの文脈に回収することでひとしく抽象概念
俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫) 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2008/08/10メディア: 文庫購入: 31人 クリック: 1,322回この商品を含むブログ (475件) を見る 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』(略して『俺妹』)という作品が、ライトノベル界隈で話題になっているようだ。売れ行きのほうもけっこうなものらしく、地方の国道沿いの書店でも見かけるようになってきた。 さて、この『俺妹』という作品、オタク向けの消費コンテンツとしてみればかなりあざとい。オタクのナルシシズムを充たすうえで最適のキャラクターと物語が展開されている。オタクな自意識・オタクな後ろめたさを持った読者を、気持ちの良いナルシシズムの境地へといざなう、魔法のライトノベルとさえ言えるだろう。 「ところで、ナルシシズムって何?」という人もいるか
先日の「生徒会の一存アニメ化決定」のエントリを書いたときに気になったのが↑のお題。 「生徒会の一存」が1巻の刊行からちょうど1年でアニメ化の発表だったので、 他の作品についても同条件で調べてみました。 作品名 1巻の発売時期 アニメ化発表時期 コメント 生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫) 作者: 葵せきな,狗神煌出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2008/01/19メディア: 文庫購入: 23人 クリック: 332回この商品を含むブログ (291件) を見る 08年1月 09年1月(12ヶ月) デビュー後2シリーズ目。シリーズ開始後はかなり好調だった印象だけど、さすがに開始前から企画が動いていたとは考えにくい 狼と香辛料 (電撃文庫) 作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア: 文庫購入: 18人
シリーズ34冊の大長編が、とりあえずの終結を見た。個人的には、とても楽しませていただいた上に、キャラクターがとても好きだったので(とりわけ祐巳ちゃんにはメロメロでした・・・こんな娘がほしいです)の、著者の今野さんには、多謝です。また、祐巳が祥子と出合って、成長していく様を長期間にわたって見ることができたのは、とても幸せだったし、幸せにふさわしく穏やかに終わったので、トータルとしてとても満足度が高い作品。 ただし、と、せっかくの大団円に水を差してしまうが、、、、、本当は、まだまだ伏線が回収しきれていない、と思うのだ。これは編集部と作者の「選択」ではあったのだと思うが、小作品にし過ぎてエピソードをバラバラにし過ぎたというのが感想。たぶん超人気作品なだけに、「引き伸ばし」をすることになったんだと思う。そういった「ダレ」のようなものは、かなり感じていた。特に、祥子と祐巳が、それぞれに両想いになった
つまり1999年ですね。新年一発目から懐古にひた走るのも自分らしいかなあと思ったので。個人的に重要なものと世間的に重要なもの、リアルタイムで見ていたものとそうでないものがごっちゃになってます。 ライトノベル 『ブギーポップ』『マリみて』『フルメタ』がスタートした前年と比べると地味目。 富士見はなんだかんだ言ってまだこの頃は元気。日販ランキングを見ると、以降は下り坂だけど……。この年も、榊一郎『棄てプリ』、星野亮『ザ・サード』、舞阪洸『火魅子伝』がスタートし、『まぶらほ』の築地俊彦、『Dクラ』の宇野耕平(旧PN)がデビューしている*1電撃は、『歪曲王』『夜明け』『ペパーミントの魔術師』『エンブリオ浸蝕』と今では考えられないハイペースだった『ブギーポップ』を中心に力を蓄えつつある時期。この年鳴り物入りでデビューした『コールドゲヘナ』のアニメ化が頓挫しなければもうちょっと以降の流れが早くなってた
西尾維新という小説家が好きなのです。 ※西尾維新に関して詳しい説明や本の紹介は西尾維新を読みはじめようとする人のための入門編(上) をお読みください。 そんな西尾維新の最新作の「不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界」の中に、クリエーターの十戒というものがありました。 主人公クラスのキャラが発言するものなのですが、ストーリーと関係ないところに、唐突気味に入ってくるもので、おそらく西尾維新本人がそう思っているものとして考えてよいと思います。 その内容が結構おもしろくて共感できたので、紹介してみます。 クリエーターの十戒 一、己の創造物を作品と言ってはならない(思い上がりもはなはだしい) 二、他者の創造物を批判してはならない(同右。転じて、自己批判を怠ってはならない)。 三、創造に時間をかけてはならない(時間よりも値打ちのある創造物などない)。 四、己の創造物を解説して
去年からライトノベル編集者の異動・更迭があまりに多いので、ちょっとビックリしている。 【分かる人にだけ分かるように書いております】 この春の異動や離職もすごかったけれども、秋を過ぎてからの異動も、ちょっと予想の斜め上を突き進んでいる感じで軽い衝撃を覚えております。 それに病気で倒れる方が多いのも気になるところである。昨年、私の友人のラノベ編集者が相前後して昏倒し、肝を冷やしていたのだけれども、先週は某ラノベ文庫編集部の編集長が、あの若さで鬼籍に入られてしまい、さすがに足元から冷水に飲み込まれるような嫌な感じで吐きそうになった。みんなワーカーホリック過ぎる(俺もだけど)。 なんでこんなに異動が多くなったかというと、単純にラノベの売上が急激に落ちているからなんだよね。 いや、まさに釣瓶落とし それがあちこちでスゴイ軋みを起こしていて、半期毎の人事異動や無茶なメディアミックス(苦笑)という形で表
前回、ラノベのコミック化について記事にしましたが、アニメ化についても調べる必要がありそうだったので、とりあえずTVアニメ化された作品の一覧をまとめてみました。OVAや劇場版に関してはまた今度。 〜1999年 放送期間 放送タイトル 原作者 レーベル 1985/07〜12 ダーティペア 高千穂遙 ハヤカワ文庫JA 1993/01〜07 無責任艦長タイラー 吉岡平 富士見ファンタジア文庫 1993/05/05 海がきこえる 氷室冴子 徳間書店 1995/04〜09 スレイヤーズ 神坂一 富士見ファンタジア文庫 1996/04〜09 スレイヤーズNEXT 神坂一 富士見ファンタジア文庫 1997/04〜09 スレイヤーズTRY 神坂一 富士見ファンタジア文庫 1997/04〜09 MAZE☆爆熱時空 あかほりさとる 角川スニーカー文庫 1997/10〜1998/03 フォーチュン・クエストL 深
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く