『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の連載が始まった当時はスピリッツを読んでいて、何回目かで、ああこれは『宮本から君へ』*1なんだなと思った*2。前作『ルサンチマン』からは新井英樹を想像することなんてなかったのでちょっと意外だったけど、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は全編、宮本オマージュとして描かれていたように思う。その印象は完結するまで変わらなかった。 もちろん全然別のお話だし、別に「そっくり」とかそういうことじゃないんだけど、明確に宮本を意図して描いてるように思えるし、そうじゃなかったら驚く。ただ、そのへんについて作者が発言しているのを読んだことがなかったので*3、いまいち断言しづらいなと思っていた。 だから、定本『宮本から君へ』2巻*4の帯に 僕にとって聖書みたいなもんで 推薦文を書くことすら おこがましいんですが、 他人に書かれるぐらいなら 自分が書きたいと思いました。 ずばり、世界で一番優