「このオジサン、一体誰?」――。と思わず突っ込みたくなるカプセルトイがある。 商品名は「赤の他人の証明写真」(300円)。離婚式のプロデュースやアイデア商品などを手掛けている「たきびファクトリー」(東京都新宿区)が2023年に発売すると、あっという間に話題になり、1カ月で2000個ほど売れた。 「ふむふむ、そこそこ売れたのは分かったけれど、その後はどうなったの? 街中でカプセルトイのマシーンはよく目にするようになったけれど、競争は厳しそうだから、売り上げを伸ばすのは大変なのでは?」などと思われたかもしれない。 日本のカプセルトイ市場は、2024年度の規模が約1410億円で、わずか4年で約3倍に成長している。しかし競争は激しく、生き残るのは容易ではない。多くの企業が新しいアイテムを投入しているものの、人気商品になれるのはごくわずかである。 「月に1万個売れればヒット」と言われる中、証明写真シ

