Vive la decroissance New Internationalist No.434 July/Aug 2010 p19 フランスの「脱成長」運動を牽引するセルジュ・ラトゥーシュに、フリオ・ゴドイがパリでインタビューを行った。 ラトゥーシュは、いかにも70歳のパリ第11大学の元教授という印象を受ける人物だ。しかしこの白髪まじりの経済学者こそ、経済成長と消費主義を批判する急先鋒に立つひとりである。セルジュ・ラトゥーシュが反成長の議論に加わったのはそれほど昔のことでない。彼が「縮退(decroissance)」というフランス語を使って「脱成長(de-growth)」について語り、環境破壊を阻止すべく選択的な経済収縮を訴えたのは、2001年にパリで開かれたユネスコの会議でのことだった。 「英語に訳した『de-growth』という言葉が聴衆に受けたのでこの言葉を使っています」、