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2016年2月24日のブックマーク (3件)

  • ララビアータ:美学散歩(2)批評と社交界 - livedoor Blog(ブログ)

    実際に芸術批評が、いかにしてある種の規範的議論を実現し、どのような普遍性を打ち立てるのかを見るためには、社交界の役割に注目しなければならない。 フランス・オートクチュールの伝統に挑戦し、20世紀のファッションに多大な影響を与えたココ・シャネルの場合を取り上げてみよう。彼女のファッションは、女性の社会参加とそれに適した着心地という観点抜きには成立しない。コルセットでウエストを締め上げ、スカートをたっぷりと膨らますようなスタイルを一新したココ・シャネルは、初期のフェミニズムの文化闘争とともに進撃したのである。 シャネルの提示した文化的価値理念は、「客観的に」正しいとか間違っていると決定できるようなものではないだろう。それを好意的に見る人たちは、それと一体となった女性の社会参加を望ましいと考え、その生活スタイルに共感を持っていたのであり、その理念に加担することなしに、ただ趣味がよいとか悪いなどと

    hharunaga
    hharunaga 2016/02/24
    「ココ・シャネルは、初期のフェミニズムの文化闘争とともに進撃した」「フランスでは主として社交界を舞台として闘われた」 ←20世紀後半は、雑誌が舞台になったのかな…。では、21世紀は?
  • 美の考古学―古代人は何に魅せられてきたか― - 選書・編集者のことば

    hharunaga
    hharunaga 2016/02/24
    “タモリ「先生が縄文土器を発見されたんですか?」 岡本太郎(大きくうなずく) タモリ「どこで?」 岡本太郎「上野の博物館で」(場内爆笑)”。新潮選書。
  • ダンテ『俗語詩論』の唯一の註解書――西欧の抒情詩の淵源をさぐるのに必須の文献 - Tigh Mhíchíl

    ダンテ・アリギエーリ、岩倉具忠(訳註)『ダンテ俗語詩論』(東海大学古典叢書、1998) ダンテが俗語(vernacular, ラテン語から派生した各国の言語、イタリア語、フランス語、スペイン語など)で詩の創作が可能であることを、実例とともに高らかに宣言した理論書。 日語で詳しい註解とともに訳が読めるのは、知るかぎりでは、書が唯一のもの。やや高価な書だけれど、それだけの価値はある。 ダンテは主として南フランスの抒情詩人たち、トゥルバドゥールの詩作品を例として挙げた。中でも最高の例としたのは密閉体(trobar clus)という難解なスタイルで書いたアルナウト・ダニエルの詩だ。アルナウトについては、『神曲』煉獄篇でプロヴァンス語により語らせている。 書で理論的な宣言をおこなったあと、ダンテはそれを実作に活かした。すなわち、イタリア語による『神曲』の執筆だ。それだけでなく、西欧の各国語での

    ダンテ『俗語詩論』の唯一の註解書――西欧の抒情詩の淵源をさぐるのに必須の文献 - Tigh Mhíchíl
    hharunaga
    hharunaga 2016/02/24
    “俗語(…ラテン語から派生した…イタリア語、フランス語…など)で詩の創作が可能であることを、実例とともに高らかに宣言した理論書”。岩倉具忠・訳註。