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2017年5月20日のブックマーク (2件)

  • 書評:『志布志事件は終わらない』 木村 朗・野平康博 編 耕文社│図書新聞│オンライン書店e-hon

    法の幻想を看破せよ ――共謀罪が施行されれば、数多くの志布志事件が捏造される 評者:宗近藤生 おそらく、多くの人は「志布志事件」とはどんな出来事だったのだろうかと思うに違いない。十四年前に起きた、一集落の住民が多数、一斉逮捕された奇妙な選挙違反事件といえば、その頃、新聞、テレビなどで集中的に取り上げられていたから、記憶を辿ることはできるはずだ。しかし、わたしは迂闊にも、書を手にするまで、無罪判決が出たことは知っていたが、〈その後〉のことに関心を持ち続けることなく、今に至っていることを悔やんでいる。書名通り、終わってはいなかったのだ。そもそも事件は奇妙というよりは、極めて〈異様〉なものであった。 03年4月に行われた鹿児島県議会議員選挙で、曽於郡志布志町(現在は志布志市)在住の中山信一が、定数三の曽於郡選挙区から無所属で出馬したことから、この不可解な事件は始まったといっていい。曽於郡選挙区

    hharunaga
    hharunaga 2017/05/20
    「法の幻想を看破せよ――共謀罪が施行されれば、数多くの志布志事件が捏造される」。評者:宗近藤生。
  • 『人の心は読めるか?』「どう読むか」の前に、そもそも「読めるのか?」 - HONZ

    一見、読心術ののような体裁である。だが、タイトルをよく読むと、人の心を「どう読むか」ではなく、そもそも「読めるのか?」という視点だということに気がつく。 「他人を理解する上で大事なのは、相手の気持ちを推し量る能力の”穴”を把握することだ」。まえがきで著者はそう語る。相手の心を推測するための手がかりを取りにいくのではなく、自らを省みて、誤解を引き起こす落とし穴を探っていく。そんなアプローチで、どんな時に心の読み違いが起きるのか、その背景にはどんな思考のクセがあるのかについて、考えていくのが書である。 様々な着眼点の中でも特に興味深かったのが、相手が何を考えているか以前に、そもそも心のない存在として扱ってしまう「非人間化」が見られることが少なくないという話。 例に挙げられるのが、シカゴ大学のMBAの学生に対して行われた調査である。自分にとって意味のあることを成し遂げる、新たな経験をするとい

    『人の心は読めるか?』「どう読むか」の前に、そもそも「読めるのか?」 - HONZ
    hharunaga
    hharunaga 2017/05/20
    「自分は意味のあることを成し遂げたいと思っているが、ほかの人の目的は、もっぱら金」 ←確かに思い込みがち。人の心を読むどころか、自分の心も偽ってるなw