2020.12.10 10:30 映画史上で屈指のフェミニズム的バーレスクショー〜作りあげられたファム・ファタル『ギルダ』 チャールズ・ヴィダー監督による1946年のアメリカ映画『ギルダ』はフィルム・ノワールの古典と言われる作品です。フィルム・ノワールというのはフランス語で「黒い映画」を意味します。第二次世界大戦の頃からアメリカで作られるようになった犯罪映画を指す言葉で、陰と光の対比をうまく使ったモノクロの映像や、犯罪者や私立探偵が入り乱れるやたら複雑な展開が特徴です。もともとはアメリカの渋い犯罪ものを指す言葉でしたが、その後フランスや香港の映画にも使われるようになり、今では一般的なジャンル名になっています。 ハリウッドのフィルム・ノワールにつきものなのがセクシーでワルいファム・ファタルです。ファム・ファタルは「運命の女」という意味で、男を破滅させる魅力的な女を指します。『ギルダ』のタイト
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