オリバー・L・オースティン Jr.(1903-1988)はハーバード大学で鳥類学の博士 号を修得し、その後アメリカ海軍に従軍した。従軍中も南太平洋で2,000以上の 鳥類やコウモリを採取、2つの新種のコウモリを発見するなどした。 1946年の4月から1949年の12月まで米国天然資源局(the Natural Resources Section)の野生生物部署の代表に就任、占領下の日本で狩猟法の改善や動物保護 区の設定など野生動物の保護に尽力した。また山階芳麿などの研究者とも交流し た。日本に滞在中の約4年間で駐留中のアメリカ人の生活や東京や地方の生活に 関する1,000枚以上のカラースライドを残した。 このコレクションは氏の息子のトニー・オースティン氏が所有していたものを フロリダ州立大のアニカ・カルヴァー准教授が中心となり戦後70周年を記念して デジタル化したものである。
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