6 août 201123:54 カテゴリ午前十時の映画祭外国映画(1960年代) 『明日に向って撃て!』(’69、アメリカ 111分):おかわり 評価:SS 監督:ジョージ・ロイ・ヒル、脚本:ウィリアム・ゴールドマン 午前十時の映画祭・通算76本目(赤シリーズ2 26本目)。 古代ギリシャの哲学者・ソクラテスは、自らの無知さを自覚している分だけ周囲の賢人たちより自分が優れているのだと考え、そうした自覚ある状態を「無知の知」と称した。高度情報化社会を生きる私たちの姿だって、実のところ「無知な」賢人たちに似ている。何でも知ったつもりで本当は知らなかった、あるいは虚偽の事実を吹き込まれて騙されるなんてことは日常茶飯事だ。 ところで『明日に向って撃て!』の主人公であるポール・ニューマンとロバート・レッドフォードを一言で表現するのにソクラテスの言を拝借すると、彼らはどちらも「無知の無知」状態に置か
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