世界の砂浜の75~90%が消失の危機にあるそうだ(The New York Times、Slashdot)。 砂が失われる原因としては気候変動による海面上昇や台風、嵐の増加といった自然現象だけでなく、海岸の開発による大規模な浸食も要因となっているという。 各地では観光シーズン前に砂を補充したりと砂浜保全に務めているが、砂漠に大量にある砂を持って来れば良いというわけではなく、砂浜用には地中から適した砂を掘削してくる必要がある。砂漠の砂は粒子が細か過ぎて砂浜の荒い砂とは馴染まず風ですぐに飛ばされてしまうからだ。そのため、違法操業を含め現在世界中で砂浜用の砂が掘り出されているという。 米国でこういった「砂ビジネス」は1000億円規模の市場となっており、2008年から毎年10%成長してきているとのこと。 温暖化対策だけでは砂浜の消失は防げないといい、砂はもはや消滅の危機にある天然資源であると認識す