コロナ禍での生活が始まってから2年以上経過しました。 現在の状況を見ても、以前の生活パターンへ戻ることは難しいように思えます。 収入の減少、リモートワーク、家中心の生活などは、家族間の関係にも影響を与えていると考えられます。 実際、家族内でのさまざまな問題(児童虐待、家庭内暴力、自殺率の増加)などが目立ってきました。 そこで東北大学・大学院教育学研究科に所属する若島 孔文(わかしま こうぶん)氏ら研究チームは、コロナ禍においてどのような人が家族問題を経験しやすいか調査し、いくつかの関連性を発見しました。 これはあくまで最初の調査報告であり、直接的な因果関係の証明ではない点に注意が必要ですが、コロナ禍における家族問題においてどういう点に注意すべきかを評価する際、役立つ可能性があります。 研究の詳細は、2022年6月29日付の学術誌『PLOS ONE』に掲載されています。