2016 - 02 - 10 手の中の金平糖 僕のなかの太陽 夢日記 Twitter 「 急がなきゃ 」 手の中には 金平糖 もう尖ったところは無いようだ 手を開かなくてもわかる 感覚 ベタベタした感触 気持ち悪い まとわりつく 触覚 ずっと握って走っているもんだから手汗で表面が溶けだしている こいつは こいつらしさを 失っている ただの玉だ こいつは それなら丸けりゃなんでもいいんじゃなかろうか 石ころでも そうすりゃ溶けない あ でも それじゃ甘くないか たったった 「 急ごう 」 どんどん溶けるんだ だけど絶対に離しちゃいけない それだけはわかる ばばばばば バイクが通る 溶ける前に 行かなくちゃならない 「 急げ 」 あぁ どんどん溶けていく カタチが無くなる いやいや 待て 金平糖は溶けたって金平糖だろう 味は変わらんよ いや しょっぱくなるよ それに トゲがなけりゃ ダサい 誰