阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年6月22日 [村上叩き第二幕]村上叩き第二幕4――福井火砕流 水面下の動きが速い。追うのに息せききって、このブログの執筆がついていけなくなり、数日空白ができた。 さて、少々手前ミソ。FACTA最新号で報じたスクープ「佐藤ラスプーチンの『爆弾証人』」が、21日にさっそく裏付けられた。鈴木宗男疑惑に連座した起訴休職中の外務省職員、佐藤優氏の控訴審に、一審では出廷拒否した元条約局長の東郷和彦氏が弁護側証人として出廷したのである。 証言内容はほぼ本誌報道どおり、裁判上そこにはらむ問題もまた本誌が先んじて書いた通りなので、22日朝刊の各紙の記事と読み比べていただきたい。それにしても、鹿取克章外務報道官に対し、霞クラブの記者の質問は甘いと言わなければならない。外務省のサイトによれば、一問一答は以下の通り。 (問)今日、佐藤優被告の裁判で、東郷元欧ア