Web2.0という言葉ほど、定義の不明なまま濫用されているバズワードも珍しい。いまだに「Web2.0って何だ?それを気にする必要はあるのか?」というコラムが書かれている。その特徴は、しいていえばユーザーによる情報生産とウェブベースのサービスという点だろう。このいずれも今に始まったものではないが、それが顕著な特徴としてみられるようになったのは最近である。その理由を少し経済学的に考え、概念を整理してみよう。 ネットワークの経済学というのは古くからある分野で、有名なのはBolton-Dewatripontだが、その基本的な考え方は単純だ。個人をプロセッサ、組織をネットワークと考え、情報処理コストと通信コストのどちらが相対的に高いかによってネットワークの構造が変わると考えるのである。簡単にいうと、情報処理コストが高いときには集中処理したほうがよく、通信コストが高いときには分散処理したほうがよい。
2006年08月22日12:40 カテゴリiTech 傑物2.0 どちらの意見にもかなりの違和感を感じる。 The World is Flat Thomas L. Friedman [邦訳: フラット化する世界] ウサギと亀の共通項が見えますか? 「特殊への執着」が日本のソフトを弱くする?ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS日本の経済力と技術力からみて大変不自然なことがあります。それは世界に通用するソフトウエアの欠如です。 雑種路線でいこう - 「日本への執着」が日本のソフトを弱くする技術ベンチャーが生まれなかった理由を「技術者の卑屈な『日本人特殊論』」に帰すことは,世界に通用する志と技術を持ちながら閉鎖的な資本市場と取引慣行故に世界で羽ばたけなかった多くの技術者からも,排他的な取引慣行を放置するどころか無駄な税金を垂れ流し続けることで業界構造を温存した過去の失政からも目を背けることであ
前回の「プロローグ」で、本シリーズでは、単に定性的にWeb2.0企業を語るのではなく、「データというメスでネット企業を『解剖』する」として、財務データや統計などを用いてネット企業の実像を明らかにしていきたいと述べた。 個別企業を分析する初回である今回は、「グーグル(Google)」を取り上げる。グーグルは、ご存じの通り検索サービスなどを提供している米国の企業であり、「Web2.0」を代表する企業であるが、同時にグーグルほど日本で“定性的に”語られている企業もないと思うからである。 グーグルに関する“評判” みなさんは、グーグルに対して、どのようなイメージをお持ちだろうか。 ・「検索技術がすごい会社」 ・「タダで世界中のWebを検索させてくれたり、 Gmailでギガ単位のディスクを無料で貸してくれる、気前のいい会社」 ・「Google MapやGoogle Earthで世界中の地図や衛
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