ブックマーク / essa.hatenablog.com (9)

  • 「正しさ」の連結における局所的最適化と全体的最適化とシフトチェンジ - アンカテ

    ニセモノの良心 : SE法理学者を時代は求めている。 「議論がかみあってない」と言われてしまった。確かに、「シフトチェンジのある権力論」について考えるというエントリーについて、私は「現実に即した議論をしろ」と言われているというふうに理解したので、それは完全に誤読だったと思う。 でも、私から見ると、シフトチェンジのある権力論は、純粋に理論的なことを言おうとしてその例題としてYouTubeをとりあげたつもりだったのに、理論でなくその例題の方を問題にされているように感じたので、そういう応答をしてしまったのである。 まぁ汚い現実は置いておいて、法というのは理念から実際の運用までに 自然法⇔法理学⇔実定法⇔法運用 という道筋を辿る。 私がもともと問題にしているのは、この話の「⇔」の部分の正しさは誰がどのように保証しているのか?ということ。 これをプログラミングに置き換えても良い。各々のフェーズはほぼ

    「正しさ」の連結における局所的最適化と全体的最適化とシフトチェンジ - アンカテ
  • ようつべ買収はグーグルの世界政府β版=日本政府2.0への序曲 - アンカテ

    「すべてを破壊していく」を日先行でやったらとしたら見物だなあ.... 確かに! グーグルがYouTubeをどうするつもりなのかは私には予想がつかないが、買収したらYouTubeの持っているコンテンツを徹底的に調べることは間違いないだろう。 どの会社のコンテンツがたくさんあるか? どこの国のユーザが多いか? 提携可能な会社、敵対関係になる会社はどこか? そうしたら、たぶんいろいろな分析結果で日の占める割合が多いことがわかる。 事業戦略としては、まず、からんできそうな日の会社の手の内を読まなければならない。日についてよく知らなかったら「これだけコンテンツを集めているのに現段階で何のアプローチもないとしたら、先方はよほど有力な対抗サービスを計画しているのかも」みたいな誤解もするかもしれないけど、もっとよく調べれば、相手があまりにも無策なことがわかってビックリするだろう。 弾さんが言うよう

    ようつべ買収はグーグルの世界政府β版=日本政府2.0への序曲 - アンカテ
  • シフトチェンジのある権力論 - アンカテ

    要旨 実定法と自然法の乖離はYouTubeのような「シフトチェンジ」によって克服するべきである。一時的な不連続を許容することで、社会のあり方の可能性が大きく広がり「権力」という言葉の意味が変わってくる。 引き算の未来 我々はテレビをタダで見ていると勘違いしがちだけど、そうではない。テレビの制作費はスポンサーの広告費でまかなわれ、スポンサーは広告費を消費者に転嫁する。たとえば、車を買うのに100万円払うとしたら、そのうち10万円がテレビ局に回ることになる。 では、テレビが無ければ消費者が宣伝費を負担する必要がなくて、車を100万円でなく90万円で買えるかと言うと、そうはならない。 車の値段は、販売する台数に左右されるから、テレビCMが無かったら100万台売れるものが1万台しか売れないかもしれない、100万台売れる前提なら90万円で売れる車が、1万台しか売れない為に、200万円で売らないといけ

    シフトチェンジのある権力論 - アンカテ
  • グーグル論への反応には奇妙な空白域がある - アンカテ

    梅田さんはブックマーカーとしても大きな影響力があって、梅田さんがブクマした記事は、普段より多くの人に閲覧されているようだ。自然とブックマークや言及も多くなる。 しかし、時に、それが広がらないこともある。つまり、梅田さんには注目していただくことができたけど、他の人には何故かあまりウケない記事も存在する。そういう記事の傾向を調べると、面白いことが浮かぶあがってくる。 ベースとなるのは次の一覧。 圏外からのひとことで梅田さんがブクマした記事の一覧 アンカテで梅田さんがブクマした記事の一覧 ここから日現在、ブックマーク数が10以下のものを抜き出してみた。(「圏外」時代の記事でコメントに関連しないものはアンカテのエントリにしています) scanning every ATOM on the earth 自分にとっての未知の領域で偉くなった二人が旧友モードに戻ったのはjkondoネタでした 理系的ラッ

    グーグル論への反応には奇妙な空白域がある - アンカテ
  • Uncategorizable宣言 - アンカテ

    理系/文系という言葉を使うとだいたい評判悪いですが、私は、この言葉が好きだし有用だと思ってます。なぜかと言うと、理系/文系という言葉は哲学的でもあるし政治的でもあって射程が長いから。 物事を「文」で理解するか「理」で理解するかというのは、哲学の根の一つだと思います。つまり、世界は「言葉」によって把握すべきか、「論理」によって把握すべきかということ。 一方で、理系/文系という言葉は、たとえば役所や大企業の中では、「あの人は優秀だし人望もあるけど、理系だから所詮あそこ止まり」みたいな、非常に下世話な政治的なニュアンスもあると思います。 どちらか片方の意味で使おうとすると、もう一方がついてきてややこしい。若い人が進路を決めようとすると、この両方の意味が同時に襲いかかってきて大変だと思いますが、そういう言葉の方が現代ではむしろ有用だと思うのです。 現代社会というのは、いろんなレベルがからんだ問題

    Uncategorizable宣言 - アンカテ
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - 2的空間+ブログ+炎上耐性の一般教養化=最強!

    電網山賊:2ちゃんねる的空間における議論可能性について 面白かった! これについて、ごく小さな異論を加えつつその続きを考えてみたいと思いますが、この文章は実にわかりやすくてスリリングな議論なので、是非、全文を読んでいただきたいと思います。 ここで、id:pavlushaさんは、「匿名で発言者の追跡が困難」→「細切れレスの蓄積を参加者が平等に評価した上で議論が進展」→「発言内容とそれが示す外部ソースのみによる評価」という2ちゃんねるの特性に着目し、これを抽象化した「2的空間」における議論の特性を分析されています。 2ちゃんねるで真面目な議論が行われる時に必ず出現するレスのひとつが、「ソースは?」「ソースきぼん」というものです。私の見る限り、ある発言者のレスに含まれる情報を、他の外部の情報源(多くはその場で他の参加者も見られるネット上の記事)によって確認しようとする傾向はかなり強く存在します。

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  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - Web2.0の中の無知の知

    三上のブログ:梅田×西垣対論 横浜逍遙亭:メディアの憂 朝日新聞に対論「ネット新時代 何もたらす 梅田望夫さん 西垣通さん」という記事が載ったそうだが、この二つの感想を読むと、なんとなく、よく見慣れた構図が繰り返されているように見える。 梅田ファンの多くは、こういう反論に傷しているのではないかと思うが、それは別にWeb2.0や梅田さんを何が何でも礼賛したいわけではない。むしろ、梅田さんと釣り合うような批判的見解を求めていて、当の意味での「対論」を見てから、どちらが正しいか自分なりに考えてみたいと思うのだけど、なかなかそれが見つからないという感覚だと思う。少くとも私はそう感じている。 ネットやシリコンバレーについての実践的知識で比較して梅田さんに釣り合う人というのは、基的には業界関係者になるから、それでいて批判的な人というのは、見つけるのが難しい。私の望みは無理難題だろうか。 いや、

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  • <帝国>とは共産主義者が書いたもうひとつの悲観的な「WEB進化論」かも - アンカテ

    「WEB進化論」の楽観主義に抵抗を感じた人は、これを読むとよいかもしれない。 <帝国> グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性 「WEB進化論」はさまざまな読み方が可能だが、現代社会を政治的な観点から分析した「権力構造の構造的変化」という視点で読むことも(かなり偏った読み方だが)できなくはない。そうとらえた場合、ちょうどこれを補完する悲観的な観点(とそこから脱出する手掛かり)をこのが与えてくれるかもしれない。 とは言っても もし、<帝国>がつねに絶対的な肯定性であり、マルチチュードの統治の実現形態であり、絶対的な内在装置だとしたら、それは、このような定義とは対立する他の何らかの必然性や超越性のせいではなく、まさにこの定義の地勢上でこそ危機にさらされるということだ。危機とは、内在性の平面上でのオルタナティブな可能性のしるしである--つまり、それは必然的ではないがつねに生じうる危機な

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  • 書記2.0、構造化議事録、会議労働者の生産性計測と知識労働のネットワーク化 - アンカテ

    分裂勘違い君劇場 - 西暦2026年の日 これは大変な労作だ。全体として示されている未来像には若干異論があるが、個々のディテールには多いに感心し、納得させられた。特に、会議が全て動画で記録され、テキスト化され、画像認識技術を応用したインデクスまで自動的に付与されるという話。 これで思い出したのが、この講演録一発で、「ウェブ進化論」出版記念イベントの出席切符を手にした、id:pekeqさんのこと。 私が、こ、ん、な、に、たくさんのエントリーを書いてようやく手にした切符を、id:pekeqさんは講演録一発で入手してしまったことになる。正直言ってちょっとズルいと思った。 でもこの講演録は私も多いに刺激を受けたし、インスパイアーされて「適切な質問」を探す新人たちというエントリーを書いている。即日アップしたとは思えないほど密度の濃い内容だと思う。問題のイベントの議事録も臨場感を失なわないで重要な発

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