平昌冬季五輪でウインタースポーツに注目が集まる中、兵庫県北西部のスキー場(15カ所)の利用客数が、ソチ五輪後の2014年度に比べ2割近く減少していることが、但馬、播磨地域6市町への取材で分かった。冬季五輪シーズンは例年よりにぎわうとされ、積雪も恵まれているにもかかわらず、予想外の伸び悩みに関係者は気をもんでいる。(古根川淳也) 県北西部では暖冬だった09年以降、スキー客数が徐々に回復。13年度は74万人、14年度には77万人が訪れた。15年度は再び暖冬で37万人にまで落ち込み、シーズン途中まで雪不足だった16年度も低迷した。 今季(17年度)の利用客数について各市町に聞いたところ総数は約28万4千人(1月末時点)で、14年度同期比で18・1%(6万3千人)少なかった。関係者は「この2年の雪不足が影響しているのでは」とみる。 神河町が国内で14年ぶりにオープンさせた初心者向けスキー場には約3