既に伝えた通り、ドイツで開かれた「第60回ニュルンベルク国際玩具見本市」に行ってきた。イベント自体の内容や個人的な印象は前々回からのコラムでご確認いただきたいが、今回は海外での日本のアニメやゲームといったオタク系コンテンツに関しての市場性などに触れてみたい。 08年末、アメリカ、ロサンゼルスでのこと。ご存知だろうが、ロスにはジャパンタウンがあり、その中心地点に「JUNGLE」(本店は大阪・日本橋)という有名なオタク系コンテンツショップがある。店舗としては大きな規模で150平方メートルくらいのスペースにぎっしりとディスプレーされた商品が圧巻で、入り口から右側のウインドディスプレーの中には、既に日本で購入が不可能になってしまったアイテムが並ぶ。オーナーに聞くと、貴重なアイテムは日本のヤフオクなどで落札したり、マニア持込の買取によって確保しているという。売れているわけではないが、ある種のミュージ