神保町のゲームセンター「ゲームコーナーミッキー」が、3月29日をもって32年の歴史に幕を下ろす。公式サイトに「閉店のお知らせ」が掲載されると、長年のファンから「ショック」「やめないで」といった声が溢れた。 まだまだ続けたい、なくなってしまうのはやはり寂しい――。そう本音を漏らすのは、現在の店長・平井誉政さん。建物の老朽化による“やむを得ぬ判断”とは言え、間近で歴史を見てきた老舗との別れには、やはり複雑な思いをつのらせる。 現在の店長・平井さん。ミッキーには12年前から勤務 公式サイトに掲載された「閉店のお知らせ」 改築を重ね、ダンジョンのようになった店内 神保町駅から徒歩1分。昭和57年(1982年)から営業しており、この界隈ではもっとも有名なゲームセンターだった。経営元は、両替機やゲーム筐体などの製造・販売を行う三木商事。ミッキーの名前はもちろん「三木商事」からとったもので、同社の両替機