【DIMEオリジナル通販】昭和の文豪に愛された傑作を優美に再現した漆芸企画五市×日興エボナイト製造所『彫漆 万年筆』(2014.06.21) 万年筆をこよなく愛した池波正太郎リスペクトモデル 万年筆は、文字を書く職業人にとって武士の刀に匹敵する道具だ。『鬼平犯科帳』で知られる池波正太郎は、既製品から特注品まで40本もの万年筆を持っていた。暮れになると手入れをし、翌年の主軸に使うものを決めていたという。 そんな池波が愛用した特注品の一本を優美に再現したのが、この万年筆だ。本体は昔ながらのエボナイト。精密な加工ができ丈夫で光沢もある。かつては幅広い分野で使われた素材である。 今や国内でただ一社のエボナイトメーカーであり、万年筆を削る繊細なろくろ技術の保存と継承にも取り組む日興エボナイト製造所が、軸の製作を担当した。 塗りと彫りを担当したのは、越前の漆芸家・松田章さん。塗り重ねた3種類の色漆に模
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