これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。 ファンタジー系テーブルトークRPGをガッチリ捻って構築したようなお話だと思います。 作者というゲームマスターによる、そのシーンごとにルールの許す範囲内で最大限追い込んでくる構成、 キャラクター達が語るルールの仮説(主観で提示して来るので絶対的なものではない)、 ほぼ全てを知っている少女による答え合わせ。 だから、その少女の語るルールは基本的に覆りません。 殆どのキャラクターは自らの想定しているルールに過剰適応しているが、 回想で適応前の彼らが示され、元々の性質が感情の輝きと共に漏れる。 セイバーも、凛も、桜も、アーチャーも、言峰もそんな感じ。 どうあるべきか、どうありたいか、でもどうせ選択権がないからこうしてる、 そんなのはおかしい