■雪祭りに像、世界各地に街紹介 国内外で人気の音声合成ソフト「初音ミク」に、札幌市の魅力を発信してもらおうという協定を2日、札幌市と開発業者の「クリプトン・フューチャー・メディア」(本社・同市中央区)が結んだ。雪祭りに初音ミクの雪像が現れたり、海外のアニメ祭で初音ミクが札幌市を紹介したりするという。 同社が開発したのは、パソコンで作詞作曲をすると、バーチャルシンガー・初音ミクが歌ってくれるというソフトウエア。2007年の発売以降、音楽関連ソフトでは異例の10万本(関連シリーズ含む)を売り上げ、初音ミクが歌う楽曲を集めたCDがオリコンで上位を占めるほどだ。海外のイベントでも専門コーナーができるほど、世界中で人気が高まっている。 協定では、両者が協力して札幌市の魅力を発信する。初音ミクが世界各地で札幌の魅力をアピールするほか、同社は札幌市立大でセミナーを行うなどし、IT関連の人材育成を図