Gino Santa Maria / Shutterstock.com 《本記事のポイント》 トランプ政権が、働きたい人が働けるよう「見習い訓練制度」を推進技術や知識がなければ稼げない現代において、「見習い訓練制度」は効果的「見習い訓練制度」の発想は、日本の高齢者の再就職などにも有効 トランプ政権の経済政策が、第二段階に突入している。 米労働省が発表した雇用動態調査によると、2017年4月の求人件数は全米で600万人を超えた。2000年の集計開始後初めてのことだ。求人数の増加は複合的な理由によるものだろうが、トランプ米大統領が掲げた「雇用を増やす」という公約は達成されつつあると言える。 しかし、求人が増え、働きたい人が数多くいるにもかかわらず、企業の人手不足が顕著だ。というのも、人材を求めているのは、建設業や製造業、医療関係など、技術を要する職種であり、職を求めているのは、そうした特殊技術