幸福の科学グループ創始者 兼 総裁 大川隆法 心の指針176 弱さを知る 時々、なぜキリスト教が世界宗教になったのか、 不思議に思うことがある。 わずかばかりの弟子にさえ裏切られて、 最大の辱めを十字架上で経験する開祖。 イエスにみじめさや悔しさがなかったら、 嘘になるだろう。 天の父の一人子とも語ったのに、 イエス自身を救うこともできなかった。 ただ思うことは、 自分が信仰の試しに際し、 無力であったことを、 イエスが謙虚にうけとめていただろうということだ。 開祖がこの世的無力さの極みで死んでいったので、 後生の弟子たちには、 この世的に執着するものがなかったのだろう。 おそらくは、 仕事も地位も、 学歴も収入も、 この世的名誉は、 見栄も、 何も要らなくなったのだろう。 弱さの極みを経験することで、 逆に宗教的人格は強められるのである。 ご利益宗教が、 自己犠牲の宗教に敗れる瞬間である
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