欧州の熱波 NASAの太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーが捉えた太陽フレアの画像。画面右上に明るい閃光として写っている。2023年7月2日(NASA/SD) 欧州を襲っている熱波で、イタリア当局は今週末、首都ローマや北部フィレンツェなど16都市を対象に極度の健康リスクを示す警報を出した。 欧州宇宙機関(ESA)の気象専門家らによると、イタリアのシチリア島、サルディーニャ島では気温が48度の最高記録に達する可能性がある。ローマの最高気温は44度と予想されている。 イタリア当局はこのほか9都市に対し、最高レベルに次ぐ2段階目の警報を発令した。保健省は住民らに、水分を摂取して食事を軽めにし、午前11時から午後6時の間は直射日光を避けるよう呼びかけている。 ESAによると、欧州の熱波はまだ始まったばかり。コロナ禍が明けて記録的な数の観光客が押し寄せるなか、スペインやフランス、ドイ