MTテンペラ (MT Tempera) はフィンランドのアフラマックスタンカー・砕氷タンカーである。フィンランドのクヴァルネル・マサ社が考案したダブルアクティング方式を採用している。 住友重機械工業建造、2002年9月にフィンランドのFortum Oil & Gas社に引き渡され、ロシア原油をフィンランドや他の欧州諸国へ運ぶ役目を担っている。船体構造には、氷海域で最高のグレードであるアイスクラス1Aスーパー仕様および、実際の運航期間を超える40年疲労構造仕様を採用、また機器の徹底した多重安全性や、高度な集中制御システムにより、高いレベルでの信頼性と安全性を確保している。 氷が厚く張る厳冬期においても他の氷海タンカーが航行できない航路でも自力で航海可能なため、稼働率が極めて高い。また原油タンカーとしてだけでなく、砕氷船としても大活躍をしている。日本造船学会のShip of the Year