朝ドラ『エール』の描く「戦争に協力した人」の姿朝ドラ『エール』は、戦争の描き方は、これまでと少し違っていた。 主人公は、「はからずも軍部に協力して戦意高揚のためを作曲しつづけた」作曲家・古山裕一である。(モデルは古関裕而)。 主人公の戦争に対する態度がこれまでの朝ドラとは少し違っている。 彼は戦時中は「この国民的な戦争に参加できないこと」にひけめを感じ、戦後は「戦争に協力的だったこと」を強く後悔している。 おそらくあの時代の壮年、だいたい明治の終わりごろ生まれから大正生まれの人たちの、ごくごくふつうの姿だろう。 「戦争はあの時代を作った大人たちが悪いのだ」と無邪気に言える「昭和生まれの人たち」とはまったく違う、いわば「大人の視点」からのドラマになっていた。(つまり、昭和生まれの視点から作られたドラマは、どこか幼い思い込みが残るということになる)。 ドラマ『エール』の戦時描写のすぐれていると
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