読む神奈川:川崎の研究用原子炉、大丈夫? 市民、隠せぬ不安 /神奈川 毎日新聞 5月28日(土)14時54分配信 ◇市「安全問題ない」討論会で繰り返す、東芝に稼働連絡依頼 東京電力福島第1原発の事故を受け、国の原子力政策への不信感が高まる中、川崎市にある研究用原子炉にも市民が不安を隠せないでいる。市は原発との規模の違いなどを説明して不安解消に努める一方で、施設側に対しては一層の情報開示を依頼。専門家も、その重要性を指摘している。【高橋直純】 ◇臨界実験装置、年間60日稼働 「東日本大震災級の地震があったら、東芝の原子力研究所はどうなるんですか?」。26日夜、川崎区の市労働会館。市の防災対策をテーマに、市民団体が緊急討論会を開催した。出席した市危機管理室の職員に対し、市民が相次いでマイクを握り、不安を訴えた。 川崎区浮島町にある東芝原子力技術研究所の臨界実験装置(NCA)では、原子力