「ブロックチェーン上の不正な資金移動を防ぐ」、富士通研らが技術開発 網羅的にリスクを検出し、取引自動処理プログラムの安全性を向上 富士通研究所と中国富士通研究開発中心は、ブロックチェーン上の取引の自動処理プログラムである「スマートコントラクト」のリスクを事前に検証し、ソースコード上での該当箇所を特定する技術を開発した(ニュースリリース)。従来の検証ツールでは67%の検出率だったところ、今回開発した技術を用いることで、一部の項目を除いて100%検出が可能になったとする。 ビットコインの基盤技術としてよく知られたブロックチェーンは、金融以外にも不動産やヘルスケアといった様々な分野への応用が期待されている。ブロックチェーンには、スマートコントラクトと呼ばれるシステム上で契約を自動化する機能があり、これを利用することで、契約の条件確認や履行までを自動的に実行することができる。ただし、スマートコント