株式を上場している売上高100億円以上の主なITサービス会社の2005年度(2006年3月期)決算は,増収かつ経常損益が好転(増益や黒字転換,赤字幅縮小)した企業が過半数を超え,ようやく業績回復に手応えが出てきた(参考:ITpro Select「ソリューション営業」の「経営と提案に役立つデータ集」)。 日経ソリューションビジネスでは毎年,非上場企業も含む大手・中堅のITサービス会社の業績を集計・分析し,7月15日号で特集「ソリューションプロバイダ業績ランキング」として掲載している。今回は,その速報として,2006年3月期決算の上場企業の決算を分析してみた。 過半数が増収・損益好転 5月19日までに決算を発表した売上高100億円以上の企業76社(表)のうち,前年度と比較可能な73社の売上高の合計は対前年度比2.5%増の6兆2018億500万円,営業利益の合計は同13.7%増の3301億810
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