こんにちは。夢中図書館へようこそ! 館長のふゆきです。 今日の夢中は、高橋克彦「炎立つ」!奥州藤原氏はなぜ戦い、如何に散ったのか…。 「夢中図書館 読書館」は、小説や雑誌などの感想や読みどころを綴る読書ブログです。あなたのお気に入りの一冊を見つけてみませんか? ■あらすじ ときは平安時代末期。ところは東北陸奥の地…。 陸奥国で一大勢力を築いた頼時(頼良)・貞任ら安倍一族。 彼らの願いは、中央の支配から離れて、人々が安らかに暮らせる楽土をつくること…。 しかし、中央はそれを許しませんでした。 東北の民を「俘囚」と蔑み、私欲・権勢欲を満たすために奥六郡に攻め入りました。 前九年の役、後三年の役…。陸奥国に壮絶な戦乱が巻き起こります。 安倍一族は滅ぼされ、楽土の思いに共感して彼らに与した藤原経清も討ち取られます。 炎立つ(壱)北の埋み火 しかし、安倍一族の願いは、その経清の子らに受け継がれ形を成