福井県の西川一誠知事は12日、同県嶺北地方の企業に対し、除雪を速やかに進めるため、県民生活の維持に不可欠な場合を除いて13日の操業をできる限り控えるよう要請した。通勤で使用する自動車によって道路が混雑し、除雪作業が遅延する恐れがあるためとしている。企業に操業休止を要請するのは異例。 12日に福井県庁で開かれた県災害対策本部の席上、呼び掛けた。県は同日午後4時ごろ、嶺北の5商工会議所、県商工会連合会、繊維や眼鏡などの業界団体を通じて要請した。ただ、対象となる企業については「具体的にどの企業かまでは踏み込めない。休業するかどうかは各企業の判断にゆだねている」(産業労働部)としている。 福井商工会議所は「県民の安全を優先し、できる限り周知に努める。行政にも除雪など万全の対策を期待する」とした。 福井市内の大手製造業の取締役は福井新聞の取材に「先週は大雪で工場の稼働を停止した日があったので、13日
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