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2010年7月23日のブックマーク (3件)

  • 英語嫌いを作る方法 - 内田樹の研究室

    電話取材で英語社内公用語論についてコメントを求められる。 必ず失敗するだろうと予言する。 英語を社内公用語にするということは、英語運用能力と年収や地位の相関性が高まるということである。 とりあえず英語ができない人間は、どれほど仕事ができても、幹部には登用されない。なにしろ会議に出ても、みんなが何を話しているのかわからないんだから。 そのような人々は会社を移らざるを得ない。 「仕事はできるが英語はできない」という人間を排除して、「仕事はできないが英語はできる」という人間を残した企業がそれによってアクティヴィティを高めるであろうという見通しに私は与さない。 現に、英語運用能力と「報償」の相関をダイレクトなものにしたことによって、日人の英語運用能力の劣化は生じたと私は考えている。 現在の日の大学生の英語運用能力の劣化は著しい。 たぶん現在、日の大学入学生の半数近くは中学二年程度の文法知識さ

    hiro360
    hiro360 2010/07/23
    「これだけ」以上努力しなくなり能力向上をキャップする効果もある。『これだけ努力すると、これだけ「いいこと」があるよとしてしまうと、子どもたちの学びへの動機づけは歴然と損なわれる。』
  • 長文日記

    hiro360
    hiro360 2010/07/23
    インターフェースのデジタルとアナログ。『人間って元来アナログじゃないですか。けど、理性っていうのはね、もともとデジタルなんです。』
  • 移行期的混乱 (内田樹の研究室)

    平川克美くんの近著、『移行期的混乱』(筑摩書房)のゲラを読む。 タイトルは二転三転してまだ決まらないようだけれど、執筆中から、の話をするときは、ずっとこのタイトルで話していたので、私は勝手にそう呼ばせてもらう。 文明史的なひろびろとした展望の中で、現代日の景況・雇用問題・少子化・高齢化・格差といった「困った問題」をわしづかみにするような豪快な議論を展開している。 平川くんによると、今日経済学者や政治家たちはリーマンショック以後の経済危機を「システム運用上の失敗」に過ぎないととらえている。 だから、効果的な経済的な政策さえ実施すれば「再度新たな経済成長が期待できるはずである」という見通しを語る。 それがうまくゆかないのは個別的な政策の当否や為政者の賢愚という正誤問題に過ぎず、正しい政策、賢明な政治家に取り替えれば、問題は解決する、というのが彼ら政治家やメディア知識人たちの見たてである

    hiro360
    hiro360 2010/07/23
    『『日本には成長戦略がないのが問題』ということに対して、わたしはこう言いたいと思う。問題なのは成長戦略がないことではない、成長しなくてもやっていけるための戦略がないことが問題なのだ』