以前の連載、「Officeのリッチクライアントアプリケーション」で、我々は、基準としてOffice2007プラットフォームを使い、様々な異なる方法でJavaテクノロジーと相互運用するリッチクライアントアプリケーションをどこから構築するかについて議論しました。その際にカバーされなかったOfficeとJavaの相互運用性の1領域は恐らく最も古びた方法になっているでしょう。なぜならOfficeとJavaは、JavaアプリケーションはOffice文書を操作し、文書を作成し、編集し、文書中からデータを抽出して取得する等等、といったように相互に連携するのですから。 Office文書(主にWord, Excel, PowerPoint)がバイナリ形式で保存されることが歴史的に常に何かと問題となってきましたが、これは世界中のCOM開発者には構造化された保存形式として知られており、本来、COMインタフェース