今年No.1の名著「まぐれ」を読む。 まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか 作者: ナシーム・ニコラス・タレブ,望月衛出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/02/01メディア: 単行本購入: 28人 クリック: 585回この商品を含むブログ (174件) を見る この中に「ウィトゲンシュタインの物差し」といういい話が出てくる。 書評は本そのものよりも書評を書いた人のことをいろいろと描き出す。私はこの仕組みをウィトゲンシュタインの物差しと 呼んでいる。物差しでテーブルの長さを測っているとき、とても信頼できる物差しでなければ、同時にテーブルで物差しを 測っていることになる。物差しが当てにならなければ当てにならないほど、得られる情報は物差しに関するものが多くなり、 一方テーブルに関するものは少なくなる。 これ、気付かないでやってしまうと恥ずかしいことになるから注意が必要